キャバクラなどの飲み屋で発生するトラブルのなかに、“飲み逃げ”があります。これは、お金を持っていないのに来店し「手持ちがない」とゴネてATMへ向かい、そのままバックレる行為で、最近では、数店舗で飲み逃げし続けた男性がSNSで話題となりました。
「手持ちがないなら遊びに行かない」など当たり前すぎる常識ですが、犯罪行為に及んでまで夜のお店に行きたい男性は一体なにを考えているのでしょうか。
飲み逃げ常習犯は低単価の店ほど現れやすい
キャバクラやクラブは高単価のため、最初から飲み逃げ目的のお客さんはほとんど来ません。店のスタッフも多く、支払い逃れが困難な場で悪事をはたらくなど至難の業だからです。
無銭飲食をする人の多くがガールズバーやコンカフェ、スナックなどやや低単価+スタッフが少ない場所を狙います。特にガールズバーやコンカフェは男性スタッフ不在で女の子ばかりだからこそ、なめられてしまうのでしょう。
実際に飲み逃げ対策に慣れていない店では、お会計時に手持ちが足りないとなると「荷物置いていってくれるなら、今からATMに行ってもいいよ」と犯人を野放しにしてしまいます。その結果、フェイクの荷物を持ってくるような常習犯に狙われ、悔しい思いをするという悲しきオチに……。
無銭飲食・迷惑客・痛客の末路
飲み逃げ客も迷惑客も、一度発覚すればそのお店では出入り禁止処分となります。しかし悲しいかな1カ所で出禁を喰らっても他のお店で遊べてしまうので、犯人へのダメージは少ないのです。周辺のお店に危険人物として情報を流されても一部は知らない……なんてことも起きるせいで、痛客たちはその地域全体に悪い影響を及ぼす結果に。
彼らは心のどこかで「自分たちは悪くない。受け入れないあいつらが悪いんだ」と思っていますから、過去の過ちなどなかったかのようにお店の暖簾をくぐります。この手のタイプはどこへいっても出禁を通告されるか嫌われるなどして「いつかは」夜遊びをやめざるを得ません。
しかし、行き場を失ったからといって自身の過ちを認めるかと聞かれたら、それはまた別の話。人の気持ちがわからないからこそ飲み逃げ・迷惑行為に及ぶせいで、かつて通った店に対して恨みつらみを募らせるケースも少なくはないとか。
◆たかなし亜妖(たかなし・あや)
元セクシー女優のシナリオライター・フリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ゲーム会社のシナリオ担当をしながらライターとしての修業を積み、のちに独立。現在は企画系ライターとしてあらゆるメディアで活躍中。