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走行中に突然タイヤが破裂…夏に増える「タイヤバースト」 高速では重大事故の恐れも 「パンク」とは何が違う? 現役整備士が解説

村田 創(norico by ガリバー) 村田 創(norico by ガリバー)

特に注意!夏のタイヤバーストについて

タイヤバーストのトラブルは特に夏に増加します。夏は気温、路面温度共に高いので、空気圧不足での高速走行時にタイヤがより熱を持ちやすくなるためです。

暑くなる夏前にはタイヤの状態をしっかり確認して、必要に応じてバーストしないための予防法を実践しておく必要があります。

タイヤがバーストしないための予防法

タイヤがバーストしないための予防法は以下のとおりです。

・定期的に空気圧の点検をする
・定期的にタイヤの残り溝を点検する
・ヒビ割れの発生など経年劣化したタイヤやピンチカットの発生したタイヤは、残り溝が十分にあっても交換を検討する

▽定期的に空気圧の点検をする

バーストの主原因は空気圧が低下していることに起因するので、定期的に空気圧を点検することがとても大切です。タイヤの空気は時間の経過と共に自然と抜けますし、寒暖差によっても大きく変化します。

可能であれば1カ月に一度は見るようにして、基本的にタイヤが冷えている状態で規定値となるように調整しましょう。これは窒素を充填している場合でも同様です。

▽定期的にタイヤの残り溝を点検する

意外と見逃しがちなのがタイヤの残り溝の状態です。

タイヤの外側は溝が残っていても、内側はツルツルになっていることも珍しくありません。

タイヤの残り溝を点検するときは、ハンドルを左右に据え切って内側の状態も見えるようにしたうえでおこなうことが重要です。

タイヤの骨格となるワイヤー、コードが剥き出しになってしまっている場合は、早急にタイヤ交換をしてください。

▽残り溝が十分にあってもタイヤ交換を検討するべきケースがある

タイヤの交換を検討するタイミングは残り溝が少なくなったときだけではありません。ゴム製品であるタイヤは経年劣化によってヒビ割れが発生して耐久性が低下します。

タイヤメーカーは製造から10年経過したタイヤは交換を推奨しています。しかし、車の使用環境によって劣化具合は大きく異なることから、5年を過ぎたタイヤは点検したうえで必要に応じて交換を検討するのが良いでしょう。

また、コブ(ピンチカット)のできたタイヤをそのまま使い続けることはバーストのリスクが高まるので、残り溝が十分にあったとしても早急な交換を検討してください。

整備士のまとめ

タイヤのバーストは車両事故につながる危険を伴います。

そればかりではなく、破裂したときに発生する空気の力は非常に大きいので、バーストしたときにすぐ横に歩行者がいたりすれば、他人に怪我を負わせるリスクもあります。

暑くなる夏は特にバーストが増える傾向にありますが、季節を問わずバースト発生の可能性はあります。

安心安全のためにもタイヤの空気圧を定期的に点検することは必須と考え、タイヤの状態によっては残り溝が十分にあっても交換を検討するべきことがあると理解しておきましょう。

   ◇  ◇

◆整備士・ヒロ

国産ディーラー、輸入車ディーラーで勤務してきた2級自動車整備士。整備士経験は10年以上で、過去にはエンジニアとして全国規模のサービス技術大会に出場したことも。 車の整備に関する情報をX(旧Twitter)で発信している。

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【監修】中古車のガリバーが運営・クルマのギモンにこたえるサイト「norico」編集長・村田創

中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!

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