グレードによる装備差がないN-BOXが優位
6.安全装備&運転支援機能の比較
・N-BOX(JF5/6系)の評価は4.5
・サクラ(B6系)の評価は4.0
N-BOXは2023年、サクラは2022年に登場した比較的新しいモデルだ。そのため、両車とも運転支援機能は軽自動車トップクラスの充実度を誇る。
N-BOXは、自動ブレーキを含む全13機能をパッケージ化した「ホンダセンシング」を、全グレードに標準装備する。
運転支援システムには、約100度の有効水平画角を持つフロントワイドビューカメラと高速画像処理チップを採用。従来システムよりも広い範囲を、高精度に検知できる。また、車両前後に配置されたソナーセンサーにより、「踏み間違い衝突軽減システム」などの安全機能を実現している。
さらに、ホンダの軽自動車として初めてマルチビューカメラシステムを採用した。見通しの悪い交差点への進入時や狭い道路でのすれ違い、後退駐車時などに周囲の状況を確認しやすくし、運転をサポートする。
また、新世代コネクテッド技術を採用した車載通信モジュール「ホンダコネクト」を、ホンダの軽自動車として初めて搭載した点も特徴だ。
一方のサクラは、高速道路の単一車線で運転を支援する「プロパイロット」を採用。さらに、駐車操作を自動で制御する「プロパイロット パーキング」も設定されている。
そのほかにも、衝突被害軽減ブレーキの「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」、踏み間違い衝突防止アシスト、2台前を走行する車両の動きまで検知する「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」など、上級車並みの先進安全装備を備えている。
ただし、サクラはグレードによって装備内容に差がある。上級グレードのGではこれらの機能が標準装備となる一方、Xグレードではプロパイロットなどがオプション設定となる。
その点、N-BOXはグレードによる安全装備の差がほとんどなく、どのグレードを選んでも高い安全性能を得られる。この点はN-BOXの大きな強みといえるだろう。