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【3代目N-BOX vs.中古サクラ】スライドドアの利便性か、EVの滑らかな走りか… 2大人気軽自動車のスペックを徹底比較してみた

村田 創(norico by ガリバー) 村田 創(norico by ガリバー)

走行性能面は、サクラの圧勝!

7.走行性能の比較

・N-BOX(JF5/6系)の評価は3.5
・サクラ(B6系)の評価は4.5

N-BOXとサクラのパワートレインのスペックは以下の通り。

【N-BOX(JF5/6系)】
・660cc直3DOHCエンジン:58ps/65N・m
・660cc直3DOHCターボエンジン:64ps/104N・m

【サクラ(B6系)】
・フロントモーター:64ps/195N・m

▽N-BOXのエンジンフィール

最高出力58ps、最大トルク65N・mを発生する自然吸気エンジンは、ホンダらしく高回転域までスムーズに吹け上がる特性を持つ。

一方で、マイルドハイブリッド車と比べると、低速域でのアクセルレスポンスはやや穏やかな印象だ。また、N-BOXはスーパーハイトワゴンならではの広い室内空間を持つ反面、車重も比較的重いため、高速道路への合流や登坂路ではパワー不足を感じる場面もある。

日常の街乗りを中心に使用するのであれば、自然吸気エンジンでも十分な性能を備えている。しかし、高速道路の利用頻度が高い場合や、より余裕のある走りを求めるのであれば、最大トルク104N・mを発生するターボ車がおすすめだ。

ターボ車は加速性能に余裕があり、高速巡航時や追い越し加速時にもゆとりのある走りを実現する。

▽サクラのモーターフィール

モーターは、アクセル操作に対して瞬時に最大トルクを発生できることが大きな特長だ。

サクラは最大トルク195N・mを発生し、その数値はN-BOXの自然吸気エンジンはもちろん、ターボエンジンと比較しても大きく上回る。アクセルを踏み込んだ瞬間から力強い加速が得られるため、軽自動車とは思えないほどの力強い走りを味わえる。

特に発進時や中間加速ではモーターならではの力強さが際立ち、パワフルさという点ではN-BOXのターボ車を上回る印象だ。

さらに、モーター駆動車ならではの優れたアクセルレスポンスも魅力である。アクセル操作に対する反応が非常に素早く、加速は滑らかそのもの。市街地から高速道路まで、静かでスムーズな走行フィールを実現している。

▽N-BOXの乗心地と静粛性

N-BOXの乗り心地は、スーパーハイトワゴンの中でも比較的柔らかめのセッティングが特徴だ。そのため、市街地での走行では路面からの衝撃をうまく吸収し、快適な乗り心地を実現している。

一方で、街乗りでの快適性を重視した足まわりのため、高速道路など速度域が高くなる場面では、路面状況によって車体の揺れがやや大きく感じられることがある。特に荒れた路面では、揺れの収束に少し時間がかかる傾向が見られる。

静粛性については、全体的に良好なレベルにある。ただし、加速時などでエンジン回転数が高まると、エンジン音が車内に入りやすくなるため、やや賑やかに感じる場面もある。

また、N-BOXカスタム系グレードは吸音材の追加などにより、標準車と比べて静粛性が高められている。そのため、より静かな車内空間を求めるのであれば、カスタム系グレードが有力な選択肢となるだろう。

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▽サクラの乗心地と静粛性

サクラの乗り心地は、N-BOXと比べると、ややしっかりとしたセッティングが特徴だ。ただし、車重が重いこともあり、速度が上がるにつれて落ち着きやしなやかさが感じられるようになる。

また、大容量の駆動用リチウムイオンバッテリーを床下に搭載しているため、重心は非常に低い。その結果、コーナリング時の車体の安定感は高く、路面に吸い付くような安定した走りを実現している。

静粛性については、モーターで走行するBEVならではの大きな強みがある。エンジン音が発生しないため車内は非常に静かで、市街地走行では高い快適性を味わえる。

その一方で、パワートレイン由来の音が少ないことから、路面状況によってはロードノイズの方が目立って感じられることもある。

走行安定性や静粛性という観点では、サクラはN-BOXを上回る実力を備えている。特に上質な走行フィールを重視するユーザーにとっては、大きな魅力となるだろう。

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