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包丁を握ったことがない父 指に巻かれた大量の絆創膏 徹夜で仕上げた娘の遠足弁当の出来栄えは?【漫画】

海川 まこと 海川 まこと

不器用でも、その人なりに一生懸命に練習すると想いは伝わるのかもしれません。漫画家・みこまるさんの作品『包丁すら持てない不器用な男が娘のために弁当を作る話』では、娘の願いに応えるべく奮闘する男の姿が描かれています。同作はX(旧Twitter)に投稿されると、約8500のいいねが寄せられました。

妻が入院中のため、恒彦は保育園児の娘・しほみと2人で過ごすことになりました。料理がまったくできない恒彦は、今まで惣菜や保育園の給食でしのいでいました。しかし、近々遠足が予定されており、それにはお弁当を持っていく必要があります。

しほみに恥ずかしい思いをさせてはいけないと、恒彦は弁当を作ることを決意しました。恒彦は包丁に対して恐怖心があるため、震える手を抑えつつ自己暗示をかけながら、なんとか包丁を握ることに成功します。

それに加えて、お弁当の本を何冊も読んで『かわいいお弁当』の研究をしました。最初に練習したのは、断面がギザギザのきゅうりの切り方です。中心に向かってギザギザと包丁を入れる必要がありますが、不慣れな恒彦は早速指を切ってしまいました。

翌日、出社した恒彦の手は絆創膏だらけ。おどろく同僚に、恒彦は「トカゲに噛まれてしまってね…」と真顔で説明します。その後昼休憩の時間になりますが、恒彦の弁当箱には昨晩練習したギザギザのきゅうりしか入っていません。中身を見て目を丸くする女性職員たちに対し、恒彦は「飼っているコオロギの餌を切りすぎまして」と弁明するのでした。

かわいそうに感じた女性職員たちは、彼にたくさんおかずを渡します。しかし恒彦は、どうやって何品も同時に処理したうえにお弁当箱に詰め込むのか、母親のすごさに圧倒されてしまうのでした。

遠足前日、恒彦は徹夜してついに渾身の弁当を完成させました。しかし、朝になると外は大雨。恒彦の努力もむなしく、遠足は中止となってしまいます。恒彦はうなだれたまま、そのまま寝てしまいました。

しばらくして恒彦が目を覚ますと、しほみはリビングでレジャーシートを広げお弁当を食べる準備をしていました。手を合わせたのちに、お弁当を食べ始める2人。お弁当の中身は恒彦がうたた寝した際に落としてしまったようで、右にかたむいていました。

卵焼きは焦げて苦く、しほみが一番おいしいと感じたのはミニトマトだそうです。恒彦渾身のギザギザきゅうりは、「これかわいい。ワニ(みたい)」と喜んでくれました。しほみは、おにぎりを頬張りながら「ぱぱとぴくにっくみたいでたのしい」といいます。しかし食べながらだったため、恒彦には聞こえなかったようでした。

読者からは「しほみちゃんがいい子すぎる」「パパの努力が報われてよかった…」などの声が寄せられています。そこで、作者のみこまるさんに話を聞きました。

パパは保育園児のしほみから見ても不器用でどこか頼りないのかも

―作品を描いたきっかけについて教えてください

この漫画を描く際に「最も相応しくない人が〇〇しなければならない状況」を描こうと思っていて、〇〇に何が入ったら面白いかを考えていました。「料理が苦手な父親が料理をしなければいけないシチュエーション」が面白いかなと思い、そこからキャラクターを考えて話を作りました。

―しほみにとって、恒彦はどのようなパパだとご想像しますか?

保育園児のしほみから見ても、パパはどこか不器用で少し頼りないのかもしれないです。恒彦の「しほみにはこう見えているであろう自分」とは少し違うのかもしれません。

―不器用ながらもどこかあたたかくなる作品でした。みこまるさんは、他にはどのような作品を描いているのでしょうか?

カドコミで現在、中学受験漫画『翼の翼』の作画を担当しています。ほかにも商業向け作品の制作に数件取り組んでおり、発表できるのは少し先になるかと思います!インスタでは主にエッセイ漫画を配信していますので、ご興味がある方はぜひ!

<みこまるさん関連情報>
▽X(旧Twitter)
https://x.com/micomalu
▽Instagram
https://www.instagram.com/micomalu
▽連載作品『翼の翼』(カドコミ)
https://comic-walker.com/detail/KC_006927_S?episodeType=first

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