東京メトロ半蔵門線・水天宮前駅近くに、東京シティエアターミナル「T-CAT」があります。T-CATから羽田空港行き、成田空港行きのリムジンバスが出発しますが、同じバスターミナルのバスタ新宿と比較すると、地味かもしれません。しかし、実際に使ってみると、ものすごく役立つ施設であることがわかりました。
チェックインができたバスターミナル
T-CATは成田空港の開業に合わせ、1978年に本格的営業を開始しました。首都高速道路と一体になったバスターミナルであるため、速達性に優れています。リムジンバスはT-CAT→成田空港(第2ターミナル)間を65分、T-CAT→羽田空港(第2ターミナル)間を20分で結び、付近を走る鉄道路線(京成~都営浅草線~京急)よりも所要時間は短いです。
かつて、T-CATには航空会社のチェックインカウンターや出国審査場がありましたが、2001年の同時多発テロの影響で、これらの施設は廃止されました。
現在は飲食店等が入る空港リムジンバスの専用バスターミナルとして機能しています。
「昭和レトロ」で片づけるにはもったいない!
T-CATは東京メトロ半蔵門線・水天宮前駅に直結しているほか、都営浅草線・人形町駅、東京メトロ日比谷線、人形町駅から徒歩10分弱でアクセスできます。
水天宮前駅とT-CATの間には、この(写真の)ような長い「歩く歩道」があり、スーツケースを持っている際も大変重宝します。
一方、T-CATは「昭和レトロ」の文脈で紹介されることが多い施設で、随所に「昭和」を感じました。同施設は地下1階・地上3階建ての施設で、成田空港行き・羽田空港行きリムジンバスは1階から出発します。
私は日曜日20時台の羽田空港発の飛行機で神戸に帰る予定でした。そこで、T-CATでスーツケースを預け、都心に出ることに。館内にはコインロッカーがあり、午前10時台は空きが目立っていました。
東京駅では午前10時台でも「空き」のコインロッカーを探すことが難しく、これは大いに助かりました。なお、万が一、コインロッカーが満杯であっても、有人の荷物預けコーナーがあります。
2階にはレストランやショップが軒を連ねています。ここで注目したいのは中央にある「毎日が旅行博」Tour Expo会場というコーナー。ここは無料休憩室のような場所で、映像を見ながら時間をつぶせます。私が訪れた時は江戸三大祭りの一つの深川八幡祭りの映像が流れていました。
一方、3階へのエスカレーターは封鎖されています。2021年6月まで、成田空港行きリムジンバスは3階から出発していましたが、現在は1階から出発します。
都心で遊んだ後、18時頃にT-CATに戻り、夕食を済ませ、19時15分発の羽田空港行きの便に乗りました。レストランからリムジンバス乗り場へは階を降りるだけなので、とても楽でした。
T-CATは単なるリムジンバス乗り場ではなく、荷物預け、食事、時間調整の場として、東京出張・観光の拠点として利用できるバスターミナルだと感じました。