新制度は負担増?「改悪」って本当?
今回の見直しでは割引の適用条件がやや厳格化されており、使いにくくなるユーザーもいますが、恩恵を受けられる人もいます。
負担が増えやすいのは、移動距離がやや長いケースです。たとえば、これまで「20時に入口通過→0時過ぎに出口通過」で受けていた割引が、見直し後は「22時に入口通過→2時に出口通過」など、時間をずらさないと同額の割引を受けられません。
一方、比較的短距離での利用では、対象時間が広がって「使いやすい」ともいえます。特に、1~2時間程度の利用なら0時を待たずに22時~23時台で移動して割引を受けられます。
▽制度見直しの背景は?
今回の制度見直しは、料金所前の滞留解消や、トラックドライバーの労働環境の改善のために決定されました。
現行制度では、深夜割引を受けようと0時前後に料金所周辺に滞留する車両が多く、その影響が一般道に及ぶこともあります。トラックドライバーも割引に合わせた待機が増えており、見直しでの問題解消を図る方針です。
深夜割引の見直し(変更)はいつから?
深夜割引の見直しは「2026年度以降」と決まっていますが、記事執筆時の2026年6月8日現在は具体的な導入時期が未定のままです。
もともとは2024年度末頃の導入が検討されていましたが、2025年7月頃に延期されました。さらに、システム整備の遅延などで再延期が発表され、現在に至っています。
高速道路の深夜割引に関するQ&A
ここでは、高速道路の深夜割引に関するよくある質問とその回答をまとめています。
▽Q.そもそも高速道路の深夜割引とは?
高速道路の深夜割引とは、高速道路を夜間の対象時間に利用すると受けられる割引です。2026年6月8日時点の現行制度では、0時~4時の間に対象の道路を利用することで、全区間分での割引適用を受けられます。
なお、今後は22時~5時に対象時間が拡大制度される予定です。
▽Q.深夜割引でいくら安くなる?
深夜割引では、原則通行料金が約30%割り引かれます。ただし、2026年度以降の制度見直しでは、22時台に料金所出口を通過すると割引額が約20%となります。
▽Q.見直し後の割引適用額の計算方法は?
2026年度以降の深夜割引見直し後において、割引適用額の計算方法は以下のように変わります。
適用額(還元率)=(深夜割引適用時間帯の走行距離÷高速道路の総走行距離)×30%
制度見直し後は、割引適用時間帯に走行した分のみが深夜割引の対象となります。割引率(原則約30%)や走行距離には他の諸条件もありますので、詳しくはNEXCO各社のHPを確認してください。
▽Q.深夜割引は他の割引と併用できる?
深夜割引は、他のETC割引とは併用できないことが多いです。たとえば、休日割引と深夜割引は併用できず、割引率が最も高いものだけが適用されます。
ただし、ETCマイレージサービスと大口・タイ頻度割引との併用は可能です。
▽Q.年末年始やGWも割引される?
深夜割引は、1年を通して利用可能です。なお、同じETC割引でも休日割引は年末年始やゴールデンウィーク、お盆での利用ができません。
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【監修】中古車のガリバーが運営・クルマのギモンにこたえるサイト「norico」編集長・村田創
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