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結婚で失う「お金」と「時間」の実態……既婚者の半数以上が「減った」とリアルに実感したものとは?

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

結婚は、人生を共にするパートナーを得る幸せなライフイベントである一方、独身時代とは生活のルールや意思決定の方法がガラリと変わる転換期でもあります。既婚者コミュニティを運営するレゾンデートル株式会社(東京都新宿区)が実施した「結婚によって“失ったもの”」に関する意識調査によると、多くの既婚者が直面している「お金」と「時間」のリアルな減少実態が明らかになりました。

調査は、全国の20〜59歳の既婚男女400人(10歳刻みで男女各50人)を対象として、2026年4月にインターネットで実施されました。

まず、「家庭におけるお金の使い方の主導権」について尋ねたところ、男性は45.5%、女性では43.5%が「自分が主導している」と回答しました。

割合としては拮抗していますが、細かく見ると男性は「どちらかといえば自分」(28.5%)、女性は「主に自分」(25.5%)が最も多くなり、妻が家計の舵取りをきっちり握っている家庭や、夫が大きな支出の方向性をリードする家庭など、それぞれの夫婦の形がうかがえました。

他方、「どちらともいえない」(男性24.0%、女性28.5%)という回答も一定数あり、財布を完全に分けてお互いに干渉しないスタイルをとっている夫婦も少なくないようです。

そんな中、「独身時代と比べて自由に使えるお金はどう変わりましたか」という問いに対しては、シビアな現実が浮き彫りになりました。

男女いずれも過半数が「減った」(男性55.5%、女性53.0%)と実感していることが判明。共働きなどで世帯全体の収入が増えたとしても、住居費や光熱費などの固定費、将来のための貯蓄、子どもの教育費など、お金の使い道が「自分自身」から「家族」へとシフトするため、「自分が自由に動かせるお金は減った」と感じる人が多いようです。

続いて、休日の過ごし方や外出といった「時間の使い方についての主導権」を尋ねたところ、お金とは異なる傾向が見られました。

男性は「自分が主導している」が31.0%にとどまり、「どちらともいえない」が41.5%で最多に。一方、女性では「自分が主導している」が41.5%で、男性を上回りました。

時間の使い方においては「どちらともいえない」(男性41.5%、女性38.0%)が男女ともに最も高く、予定に合わせて夫婦で柔軟に決めている様子が伝わってきます。

一方で、妻の「こうしたい」「ここへ行きたい」という提案を起点に家族のスケジュールが組まれるケースも多いようです。

しかし、「自由に使える時間の変化」については、お金以上に厳しい結果が出ています。

「減った」と回答した割合を見ると、男性は60.5%、女性は58.0%と男女いずれも約6割の人が自由に使える時間の減少を実感しています。

お金は働き方次第で増やすことができますが、時間は1日24時間と決まっています。結婚することで、パートナーと過ごす時間や家事、親戚付き合いなど「共有すべき時間」が必然的に増加します。さらに育児が加われば、自分の趣味や一人でリフレッシュする時間はますます限られていきます。

これは単にマイナスな出来事というよりも、それまで「自分ひとりのもの」だったお金や時間という資源が、結婚を機に「ふたり(家族)で共有するもの」へと変化した結果と言えます。この変化を「支え合える安心感」と捉えるか、「不自由な制限」と捉えるかで、結婚生活の受け止め方も変わってきそうです。

日常の忙しさや責任から少し離れ、時には「ひとりの自分」に戻ってリフレッシュする時間を意識的に作ることが、良好な夫婦関係を長く続けるための秘訣かもしれません。

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