SNS上での言葉のあり方や誹謗中傷が社会問題となる中、にしたんクリニックの西村社長が19日、自身のTikTokを更新。現代社会における他者への想像力と、コンプレックスを前向きにとらえる姿勢について、ユーモアを交えてメッセージを投げかけた。
きっかけとなったのはタレント・藤田ニコルさんに対するSNS上のコメントをめぐる議論で、今月第1子を抱いたお宮参りの写真をSNSに投稿したところ、一部から理不尽なリポストが付き、ネット上で物議をかもした。これに西村社長は、特定の立場や属性に対する言葉の応酬を目の当たりにする中で、自身の経験を重ねて語った。
「病気で子どもを持てない人の気持ちは分かるのか、という議論を見て、私は逆に『髪の毛がない男性の気持ちは分かるのか』と思った」。自身も日頃からSNS上で外見に関する指摘を受ける立場であると明かした上で、「人それぞれ悩みやコンプレックスは違う。だからこそ相手がどう感じるかを想像することが大切」と持論を展開した。
西村社長はコンプレックスを隠すのではなく、むしろ笑いに変えていくという。「皆さん、僕がSNSにアップする度にね、『お金があっても、髪の毛は、増やせないんだ』とか、『髪の毛の部分は、俺が絶対勝ってる』とかって散々言われるじゃないですか。もうね、僕はあれ(藤田ニコルに対するSNS上のコメント)見たときに、真っ先に『俺の髪の毛どうなるんだ?』というふうに思ったんですよ。だけどもあえて、このタイミングで僕はハゲの魅力を語りたいなというふうに思います」と、動画内でも、薄毛であることを「シャンプーが楽」「朝の準備が早い」とメリット部分を強調していた。
「コンプレックスは隠すより笑いに変えた方が人生は楽になる」。そう語った同社長は、「自分らしく生きること」の大切さを説いた。その上で、同じ悩みを持つ人に向けて、「全国の薄毛仲間の皆さん、ぜひコメント欄に書き込んでください」「薄毛好きな女性の皆さんからの励ましコメントもお待ちしています」と呼び掛けた。
SNS時代において、言葉をどう受け止め、自分という人間をどう表現していくか。薄毛ネタを交えながらも、SNSの対処法についてヒントを与える示唆に富んだ投稿だった。