「ハァハァ……毎日20〜30km歩かせる犬 ハァハァ……」
そんなコメントが添えられた投稿がXで話題です。満面の笑みを浮かべているのは、ボーダー・コリーの「翡翠(ひすい)」くん(2歳・男の子)。それとともに、2025年7月から1年間の平均歩数「1日2万7305歩」を示す記録画像も公開されました。
愛犬との日々の散歩の勲章ともいうべきこの投稿に、10万件超の“いいね”が集まり、「ハァハァの正しい使い方」「これはまだ歩きたい目をしてますね」「もともと牧羊犬ですもんね」「江戸時代のお伊勢参り並み」「わんちゃんはきっと自分が散歩させてるつもりなんでしょうね(笑)」など、反響が相次いでいます。
好奇心をくすぐる4つの散歩コース
翡翠くんの散歩は、飼い主さんがひとりで担当しています。朝、昼、夜でコースや過ごし方にも違いがあるそうです。
「朝は決まったコースを1時間半程度、朝日を見ながらのんびり歩きます。昼は仕事の都合が付けば45分程度、休憩がてら近所を散策します。くん活が多めで、時間がきたら引き返す感じです。夜は日替わりで東西南北に向かう4パターンのコースがあるので、仕事が終わった時間や天気などを見て、気分によって変えます。時間は2時間くらいは経っていることが多いです」
翡翠くんは、知らない道を散策するのが大好き。飼い主さんは、そんな好奇心に応えるため、なるべく交通量が少ない道を選びつつ、翡翠くんが行きたい方法についていくことができるようにルートを決めているといいます。
「散歩中はほぼ住宅街の中を歩いているのですが、毎回違う路地を抜けているような気がします。どのルートにも途中に公園があるので、そこでは長めのリードに切り替えてボール遊びができます。そこが一番の楽しみポイントになっていると思います。帰宅拒否はほぼ無いですね」
翡翠くんの散歩は「自分と向き合う時間」
多くの人が1日2万7305歩という数字に驚き、なかには飼い主さんの体調を気遣う声もみられましたが、「本当に疲れているわけではないんです」と飼い主さん。
「私生活や仕事に関する考えごとなど、自分と向き合う機会をくれる散歩は非常に有意義でありがたい時間だなと思っています」
また、翡翠くんが散歩を楽しむことができるように、さまざまな工夫も取り入れています。
「散歩は飼い犬を疲れさせて家でイタズラさせないためのイベントではなく、道中を楽しんでもらえるようにしたいと思っているんです。そのため、横道がなく見通しの良い坂道では一緒にダッシュしたり、公園では長めのリードでボール遊びをしたり、友達と会える時間を設けたりーーいろいろと楽しんでもらえるようにポイントを設けています」
一方で、これから夏に向かうなか、暑さへの対策も欠かせません。
「これからの季節はどんどん暑くなっていくので、アスファルトの温度に気を付けて、距離と時間が短かくなるルート選びをしていかないといけないと感じています」
人が大好き、へそ天になって甘える翡翠くん
そんな翡翠くんは、ふだんどんな子なのでしょうか。飼い主さんは、人が大好きな甘えん坊だと話します。
「散歩中でも、自分に興味を持ってくれた人を見つけたら積極的に伏せて、ジリジリ詰め寄りながら、なでられ待ちをする子です。道路でもお腹を出して撫でられにいきます」
ふだんは犬同士で接する機会が少ないため、翡翠くんは人のほうに慣れている様子だといいます。そのなかでも、飼い主さんがふと気づいたことがあるそうでーー。
「わかってかわからずか、とくに女性が好きなようです。ドッグランで他のご家族と触れあうときも、女性に対しては顕著に態度が変わるのでおもしろいですね」
日々の一歩一歩には、飼い主さんと翡翠くんの大切な時間が詰まっています。今日も翡翠くんは、いつもの散歩道を笑顔で歩いていることでしょう。