中学生の息子さんが、「お父さんには、コレ!」と渡したお土産。
一生懸命選んだにも関わらず、父親が放った“心ない一言”に批判と同情の声が寄せられています。エピソードをSNSで紹介したミドリさんに話を聞きました。
京都への2泊3日の修学旅行を終えて帰ってきたミドリさんの息子さん。息子さんが渡したお土産は、京都の観光名所をモチーフにした小さな置物。
台の上に精巧なミニチュアが載っていて、観光地のお土産屋さんなどでよく見かけるものです。座面には「京都」とラベルも入っていて、レトロな雰囲気の“THE・お土産”感あるアイテムです。
ところが、このお土産を見た瞬間に父親が放ったのは「なんだこれ~笑。俺コレいらーん。一番いらんやつ。お菓子の方がマシだったわ」という酷い言葉。
近くにいたミドリさんは「ならお母さんがもらっていい? やったー!可愛いわー」と即座にフォロー。そのままミドリさんの部屋に飾っているそうです。
息子さんはさらに直接「あれは一番買ってきたらダメなやつ」と笑いながら言われたとのこと。
あまりの配慮のなさに、呆れたというミドリさんにお話を聞きました。
次は父には何も買ってこないと思います
――息子さんは修学旅行前はどのような感じで?
それはそれは楽しみすぎて毎日毎日1ヵ月前から妄想プランを聞かされていました。
――お土産について何かお話は?
「何がいいかな?」と聞いてくれていたので私は八つ橋をリクエストしまして、「妹にも何か買ってきてあげてね!」と言いました。主人が「ペナント、十手、木刀は買うなよ笑」としつこく言っていました。
――お父さんの言葉をしっかり守っていたのですね。「一番いらんやつ」と笑いながら言われた時、息子さんはどんな感じに?
苦笑いでもなく、「えー!?」と驚いた感じでした。「ならお母さんにちょうだいよ!」と言った時にちょっと悲しそうでした。フォローしたのがわかったんだと思います。息子は「じゃあ何が良かったんかな…こっちが良かったかな…」などつぶやいていました。
――胸がギュッと苦しくなりますね。
主人は傷つけたことすらわかっておらず、後で注意したら「だってマジでいらん」と笑い話にされました。散々注意してきていますが、もう治らないと確信していますし、呆れました。息子も次は何も買ってこないと思います。
――他の家族へのお土産は?
私にはクリスタルに閉じ込めているようなお寺、妹には京都限定のキャラクターキーホルダーで、すごく喜んで今もカバンに付けています。八つ橋やお菓子もありました。息子自身は箱に入った金の龍を買っていて、毎日眺めています笑。宝物になったようです。
――お気に入りができて何よりです。
書き込まれたコメントから、世の中には、我が子を傷つけた自覚のない主人のような親御さんが沢山いらっしゃる事に驚きました。私の投稿により辛い経験を思い出させてしまったのに、息子を励ましてくださるメッセージを読みきれないほどいただき感激いたしました。これからも子どもたちは私が守っていこうと決意いたしました。
◇ ◇
今回の投稿に、
「相手の気持ちを、踏みにじるような言い方はやめてほしいですね。親なら尚更です。全て自分に返ってきますよ。お母さんが優しくて良かった 」
「少ないお小遣いで京都っぽいお土産を考えて買ってきてくれたんだよね その気持ちだけで嬉しい!ってなるよね」
「お父さん反省してください」
「一生懸命選んだであろう息子さんを想像すると不憫でなりません」
と、息子さんを擁護するコメントが続々。
また、子ども側として思い出を振り返り、
「私の母親みたい…子供はずっと忘れません 」
「母が私があげたプレゼントに対して『こういうのは使わないから(笑)』と平気で口にする人でした」
「親からのその言葉 一生心に棘が刺さったままになります。母に似たような事言われてお土産返されておばさんになった今でもふと思い出したら胸が痛くなります」
といった同様の体験談も寄せられていました。
中学校生活の一大イベントでもある修学旅行。限られた時間とお小遣いの中で選んでくれたお土産は特別なものです。それを蔑むような発言で、一蹴するのはあまりにも配慮に欠けているのではないでしょうか。
一生懸命になっている相手に、家族だからといってデリカシーのない言葉は許されるべきではありません。何気ない一言が子どもの心をどう傷つけるのか、家族間のコミュニケーションのあり方を考えさせられます。
ミドリさんの寄り添う優しさと修学旅行自体の楽しい記憶で、いつか「あんなこともあったね」と笑って昇華できるエピソードになればいいなと願っています。