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現役学生の約8割が「条件次第でブルーカラー検討」…AIの影響を意識する就活生多く

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

急速に普及するAIは現役学生の職業観にどのような影響を及ぼしているのでしょうか。人材採用・キャリア支援サービス『クロスワーク』を提供するX Mile株式会社(東京都新宿区)が実施した「就職活動動向」に関する調査によると、現役学生の約8割が「条件次第でブルーカラー(現場職)を視野に入れる」と回答したことがわかりました。

調査は、卒業後就職予定の全国10〜20代現役学生(高校生・専門学校生・大学生・大学院生)500人を対象として、2026年2月〜3月の期間にインターネットで実施されました。

まず、「魅力を感じている職種」について聞いたところ、「オフィス系(事務・企画・営業・管理など)」は73.8%、「現場系(製造・建設・物流・インフラなど)」は26.2%という結果になりました。

「オフィス系の仕事に魅力を感じている」とした学生に対し、「労働条件などの環境が変わった際に、現場系の仕事を選んでもよいと思いますか」と尋ねたところ、「どちらにしても絶対に変えたくない(今選んだ職種以外は考えられない)」は24.9%にとどまった一方、「休日や勤務時間などの条件がよくなるなら」(39.6%)、「年収が大きく上がるなら」(29.0%)、「キャリアの選択肢が広がるなら」(24.1%)といった「条件次第で現場系の仕事を選んでもよい」とした学生は合わせて75.1%にのぼりました。

これに、「元々現場系の職種により魅力を感じている」と答えた学生を合わせると、実に学生全体の81.6%が「現場職を視野」に入れていることがわかりました。

次に、「就職活動においてAI・自動化の影響をどの程度考慮していますか」と尋ねたところ、「なんとなく不安に思っている程度」(33.0%)が最も多く、「多少気にしているが、あまり重視していない」(27.0%)、「明確に意識して業界・職種を選んでいる」(11.6%)を合わせて全体の7割以上が就職活動においてAIの影響を意識していることがわかりました。

「オフィス系の仕事に対するイメージ」としては、「AIに代替されやすい」(31.4%)、「精神的ストレスが大きい」(27.2%)、「年収が高い」(26.2%)が上位に挙がりました。

一方、「現場系の仕事」では、「体力的にきつい」(47.6%)、「専門スキルや資格が身につきやすい」(22.8%)が上位となりました。

そのほか、現場系の仕事では「AIに代替されやすい」が7.0%だったのに対して、オフィス系の仕事では31.4%と約4.5倍もの差が見られ、AI時代における職業選択の判断を左右する大きな要因となっていることがうかがえました。

続けて、「就職先選択において重視すること」を尋ねたところ、「リモートワークや休日、残業時間など、労働条件の整っていること」(43.2%)、「将来にわたってAIに代替されにくい仕事であること」(27.2%)、「年収の上限が高いこと」(33.0%)が上位に挙がり、AI時代に長く働き続けられる職種かどうかが、就職先選びにおける重要な判断基準の一つになっていることが示唆されました。

また、AI時代を見据えて「お金や時間をかけてでも身につけたいもの」については、「語学・対人スキル」(31.4%)や「マネジメント・ビジネス系スキル」(24.2%)など、AIで代替が難しい人間ならではのコミュニケーション能力を重視する傾向が鮮明に。

そのほか、専門資格・技能への関心も高く、「現場系の資格・技能」または「インフラ系の国家資格」のいずれかを選択した学生は29.8%にのぼり、「AI・データ活用スキル」(22.8%)を上回りました。

最後に、「どのような情報や機会があれば現場系の仕事を就職先として検討しますか」と尋ねたところ、「仕事の大変さも含めた正直な情報発信」(39.2%)、「年収や昇給、キャリアステップの具体的な提示」(35.6%)、「若手社員のリアルな1日の働き方がわかる情報」(28.8%)が上位に挙がり、実態を正しく見せることが、潜在的な現場志望層を掘り起こす鍵となることが示唆されました。

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【出典】
▽クロスワークしごと白書/ブルーカラー就職、条件次第で学生の8割が視野に。AI時代の職業観に変化の兆し。現場系アルバイト経験者ほど、ブルーカラーを魅力に感じることも判明【現役学生500名調査】
https://x-work.jp/journal/students27-bluecollar

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