レバレジーズ株式会社(東京都渋谷区)が運営するエッセンシャルワーカー向けキャリア支援サービス『レバジョブ』は、「ブルーカラー職への転職実態調査」を実施しました。それによると、ホワイトカラー職種からブルーカラー職への転職で約4人に1人が「年収増加」したことがわかりました。では、年収が「100万円以上」増加した人はどのくらいいるのでしょうか。
調査は、現在ブルーカラー職(工場作業員、倉庫作業員、バス・タクシー・トラック運転手、配達ドライバー、介護スタッフなど)に就く労働者のうち、前職がホワイトカラー職種に従事していた520人を対象として、2025年12月にインターネットで実施されました。
まず、前職でホワイトカラーとして働き、現在はブルーカラー職に就いている人に「転職前の職種」を尋ねたところ、「一般事務」(28.7%)、「営業」(22.3%)が上位に挙がりました。
続けて、「ホワイトカラー職の将来性に不安はありましたか」と尋ねたところ、約6割が「不安があった」(非常に不安があった20.6%、どちらかというと不安があった42.9%)と回答し、具体的には「将来的に市場での需要が減り、転職先が見つからなくなること」(39.4%)や「自分の持っているスキル・知識がAIに代替されること」(25.8%)といった意見が上位に挙げられました。
また、「ホワイトカラーからブルーカラー職へ転職した理由」としては、「前職でやりがいを感じられなかった」(23.7%)や「ワークライフバランスを改善したかった」(23.3%)が上位に挙がり、働く意義の見直しや、働き方を整えたいという思いが、転職の主なきっかけになっているようです。
そこで、「ブルーカラー職種で働くことへの満足度」を尋ねたところ、半数以上が「満足している」(満足している18.3%、どちらかというと満足している36.2%)と回答。一方、「後悔している」と回答した人は10.7%にとどまりました。
満足している理由としては、「ワークライフバランスを取りやすい」(38.5%)が最も多く、次いで「精神的なストレスが少ない」(38.2%)、「仕事の成果が目に見えやすい」(29.7%)が続きました。
では、ホワイトカラー職からブルーカラー職への転職したことで、年収はどのように変化したのでしょうか。
調査の結果、約4人に1人が「増加した」(25.6%)と回答し、年代別では20〜30代の38.2%、40〜50代でも22.2%が年収アップを実現していることが明らかとなりました。
また、「年間給与の増加額」を見ると、「50万円~100万円未満」(22.6%)が最多となったほか、「100万円以上~200万円未満」(14.3%)や「200万円以上~300万円未満」(6.0%)などを合わせて「100万円以上」が約3割にのぼり、異なる業界への転職であっても、特に若い世代を中心に大きな年収アップに繋がっているケースが多いことが見受けられました。
調査を実施した同社は、「アメリカでは、AIに代替されにくいとされる現場職や技術職で高収入を得る『ブルーカラービリオネア』という現象が注目されており、この兆しが日本でも広がる可能性を示唆していると言える」と述べています。