ことわざ「頭隠して尻隠さず」の由来がSNS上で大きな注目を集めている。
「『頭隠して尻隠さず』は、キジの習性から生まれたことわざなのですよ。危険を感じると草むらに頭だけ突っ込んで隠れたつもりになりますが、お尻は丸見えなのです。大丈夫かも〜♪と安心すると堂々と出てきます。キジは観察するのが楽しい鳥です」
と実際のキジの写真をまじえ、それを紹介したのは手がカイロさん(@tegakairo)。
『精選版日本国語大辞典』(小学館)で「頭隠して尻隠さず」を引くと
「( キジが、草の中に首を隠して、尾の現われているのを知らないのに比していう ) 悪事などの、一部分を隠して、全部を隠したつもりでいるのをあざけっていう」
とあるが、まさかそんな由来があったとは…今回の投稿について、手がカイロさんにお話を聞いた。
ーー初めてキジのこの習性をご覧になった時の感想を。
手がカイロ:野鳥撮影を始めて3年弱なのですが、キジは身近に住む鳥とあって遭遇する機会が多く、よく観察していました。この場面に出くわす度に「キジって隠れる時いつも頭隠して尻隠さずなの面白いな」と思っていたのですが、ある日キジについて調べている時、ことわざの由来になったキジの様子だと知り「納得!」でした。
ーー投稿に大きな反響がありました。
手がカイロ:反響が大きくまだ全てに目を通せていないのですが、多くの方が写真を可愛いと言って下さり、また由来をはじめて知った方や、キジに出会った時のエピソードをお話しして下さる方、本当にたくさんの嬉しいご意見をいただくことができました。
中には「うちの子供もこの隠れ方」、「孔雀や小鳥もこの隠れ方をする」という声も。この隠れ方をするのはキジだけのことではないという新たな発見があり、私も楽しませていただけました。
ーーこの機会に発信されたいことがあるとか。
手がカイロ:昨今農地や草原、湿地の開発や放棄による環境変化、都市化による緑地や水辺の減少、気候変動や外来種の拡大など人間活動に伴う生息環境の悪化で野鳥のすみかが減少しています。餌場と営巣場所を同時に失わせ、多くの種で個体数減少が確認されているのです。各地で野鳥のすみかを守るため尽力されている方々が多くいます。その現状を知っていただき、少しでも興味を持っていただけたら幸いです。
◇ ◇
SNSユーザーたちから
「すごくわかります。去年、初めて近所で見てから観察してましたが行動もどこか人間臭くて面白いんですよね〜(それと胸張って歩いているのも)」
「へぇーキジさん由来のことわざだったとは!派手な顔立ちで目立つのでまずは頭隠しておかなきゃ!なのかな」
「キジかわいいね。2歳児あたりもそんな隠れ方するよね。出てきたキジのお顔に"🎶"が見える〜カワエエ」
など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。みなさんはこの由来をご存知だっただろうか?
手がカイロさん関連情報
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