北インド原産の熱帯植物モリンガの栽培や商品化に京都府福知山市の女性が取り組んでいる。葉の栄養素が豊かなモリンガは「奇跡の木」と評され、近年は食品や美容で注目を集める。石けんやバスソルトに加え、新たに甘酒を開発した。女性は「福知山で育てたモリンガを全国に届けたい」と話している。
福知山市の森垣智代実さん(55)。農業関連会社などで植物の培養や分析に従事し、2019年に福知山に移り住んだ。
モリンガは成長が早く、可食植物の中でも特に栄養価が高いとされ、世界保健機関(WHO)も発展途上国の栄養不足を改善するために植樹を推奨しているという。
森垣さんは46歳で第4子を出産し、モリンガに体力の回復に助けられたといい、モリンガの商品化を企画した。当初は石けん作りに沖縄産を使っていたが、23年から自ら植え始めた。現在は市内の畑50アールで約500本を栽培する。
商品は「京モリンガ」と名付け、茎茶やバスソルト、パウダーなどを開発した。1月には甘酒を発売した。森垣さんが代表を務める会社「クレアース・ラボ」(福知山市)でオンライン販売している。森垣さんは「疲れと年齢による衰えに立ち向かう女性をモリンガで応援したい」と話している。