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「車庫飛ばし」とは何か 罰則や該当するケース、検挙の可能性を専門家が解説【素朴なギモン】

村田 創(norico by ガリバー) 村田 創(norico by ガリバー)

意図せず車庫飛ばしになり得るケース

車庫飛ばしは意図的に行われるケースもありますが、「知らないうちに車庫飛ばしをしていた」という例も少なくありません。代表的なケースは、以下の4つです。

・引越し後の手続き忘れ
・譲渡後の手続き忘れ
・実家での登録
・軽自動車の届出忘れ

▽引越し後の手続き忘れ

引越しをした場合は、原則として車庫証明書の変更が必要です。車の保管場所は「使用の本拠地から2km以内」というルールがあるため、本拠地や保管場所が変わると、基本的には内容変更が求められます。

さらに、管轄の運輸支局等が変わる場合はナンバープレートの変更も必要で、手続きを行わずにいると車庫飛ばしを指摘される可能性が高まります。

▽譲渡後の手続き忘れ

親族などから車を譲渡してもらった場合、名義変更をせずに乗り続けてしまうケースも少なくありません。

同じ家に住む親子間の譲渡で車の保管場所も変わらなければ、車庫飛ばしを指摘される可能性は低いです。一方、違う場所に住む親族から車を譲渡してもらった場合は車庫証明書や車検証の変更手続きが必要です。

▽実家での登録

実家を保管場所として登録するケースも、車庫飛ばしになりやすい事例の一つです。

たとえば「まだ駐車場を契約していなかったので、とりあえず実家を保管場所に設定した」という場合、駐車場を確保した後も保管場所の変更手続きを忘れがちです。また、実家から引っ越した後に変更手続きを忘れてしまう可能性もあります。

ただし、住まい(使用の本拠地)と実家が直線距離2km以内にあり、かつ実際に実家で車を保管している場合は、車庫飛ばしに該当する可能性が低いです。

▽軽自動車の届出忘れ

軽自動車では「車庫証明書が不要な場合が多い」といわれますが、車庫証明書が不要でも「保管場所届出」が必要となるケースが少なくありません。

保管場所届出とは、車庫証明書と同じく車の保管場所を警察に届け出る手続きです。引越しや保管場所を変更した場合、地域によって届出が必要であり、怠れば車庫飛ばしを指摘される可能性があります。

【関連記事】軽自動車は車庫証明でなく届出!必要・不要な地域や手続き方法

車庫飛ばしは「ばれる」?

車庫飛ばしは見つかりにくいことも多いですが、取り締まりや通報で発覚する可能性もあります。

▽車庫飛ばしによる検挙はある

警察庁によると、令和5年には車庫飛ばしによる検挙が23件ありました。毎年少数でも検挙されている人はいます。

※参考:警察庁「駐車対策の現状(令和6年1月版)」

▽きっかけ(1)交通違反/事故/職務質問

交通違反や事故、職務質問などをきっかけに車検証の確認が行われた場合、車検証の記載内容と実際の使用状況にズレがあると、車庫飛ばしが発覚するケースがあります。

▽きっかけ(2)近隣住民からの通報

別の地域のナンバープレートを装着している場合などに、近隣住民から警察に通報が入る場合もあります。特に、道路上の駐車など違反行為を行っている場合は、その苦情をきっかけに車庫飛ばしが発覚することもあります。

車庫飛ばしにならないための対策は?

ここでは、意図せず車庫飛ばしにならないための基本的な対策と注意点を解説します。

▽車庫証明の正しい申請が基本

大原則は、きちんと車庫証明の申請を行い、「使用の本拠地」「保管場所」を正しく記載することです。実際に車を使用する場所、車を停める場所を偽りなく申請してください。

「保管場所が本拠地から2kmを超えて離れている」など、万が一保管場所の条件が車庫法に合っていない場合も、担当者が確認段階で受理できないことを教えてくれます。

▽車庫証明書の取得方法

車庫証明書は、車の販売店や行政書士に依頼して取得することもできますが、個人での取得も可能です。基本的な手順は、以下の通りです。

・申請書類の入手
・申請書類の作成
・申請書類と申請手数料を提出
・車庫証明書の受け取り(申請後数日~1週間)

申請手続きと車庫証明書の受け取りは、どちらも警察署で行います。手順の詳細や必要な持ち物、書類の記載方法については、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】自分で取得できる!車庫証明の必要書類と書き方、申請の手順

▽【重要】手続きは「15日以内」に行う

引越しなどを行って使用の本拠地や車の保管場所が変わる場合、手続きは「変更が生じてから15日以内に行う」のが原則です。車庫証明書に限らず、車検証の内容変更でも期限が15日以内となっています。

15日以内に行わないと「不届け」と判断される可能性がありますが、うっかり忘れていた場合もすぐに罰則が科されるとは限りません。忘れていた場合は素直に申告しましょう。

▽【注意】軽自動車も届出の確認をする

軽自動車は、車庫証明書の取得が不要な地域が多いです。ただし、地域によっては保管場所の届出が必要です。

「軽自動車だから何もしなくてよい」と思わず、必ず自治体などに届出の要否を確認してください。

他の手続きも漏れがないか確認を

車庫証明書の申請や変更手続きが必要なタイミングでは、車検証や免許証の変更手続き、駐車場の契約手続きなどが必要になるケースも多いです。以下の記事を参考に、他の手続き漏れがないか確認してください。

   ◇  ◇

【監修】中古車のガリバーが運営・クルマのギモンにこたえるサイト「norico」編集長・村田創

中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!

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【norico編集部おすすめ記事】
▽車の購入時の駐車場契約のタイミングは?いつまでに必要?
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▽引越し後に車のナンバー変更は必要?手順とその他に必要な手続き
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