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【漫画】「え、ママ裁縫できるの!?」裾上げひとつで尊敬される日が来るとは…(笑) 長年一緒に暮らしてるのに、予期せぬ称賛

松波 穂乃圭 松波 穂乃圭

家族との日常には、小さな驚きが思いがけず紛れ込むものです。東京都在住のUさん(40代)は、息子からも、夫からも、そして娘の友人宅からの報告によって、自分が家族からどのような人物として見られているのかを知ることになりました。裾上げひとつをめぐって浮かび上がった家庭的イメージのギャップは、想像以上に大きなものだったのです。

裾上げひとつで慌てる息子の勘違い

新入学を迎えた中学1年生の息子が、届いたばかりの体操服のズボンを手に困った顔でUさんに相談してきました。

「ズボンが長すぎるんだけど、どうしよう」

3年間で身長が伸びることを見越して大きめを購入したため、丈が長いのは想定内でした。「大丈夫だよ」と答えた直後、息子は急かすように言いました。

「早くして。新学期に間に合わないよ」

理由を尋ねると、思いも寄らぬ返答が返ってきました。

「ママ、修理のお店に出すんでしょ?もうすぐ新学期なんだよ」

息子は、Uさんが裾上げを自分でするのではなく、リフォーム専門店に出すと思い込んでいたのです。「わたしがやるよ」と告げると、彼は驚いた表情で問い返しました。

「え?ママ、裁縫できるの?」

裁縫箱を取り出しただけで見せたその驚きぶりに、むしろUさんのほうが驚かされたといいます。裾上げが終わると、息子は感心したように言いました。

「そんなことできるなんて、ママすごいね」

家庭科の成績は通信簿“2”だったというUさんですが、裾上げひとつでここまで評価が変わるとは思ってもみなかったそうです。なお、出来栄えについては評価の対象外だったようです。

夫まで驚いた家庭力

その1週間後、今度は夫がスラックスを手に深刻そうな面持ちで現れました。

「ボタンが取れちゃって…これ、なんとかならないかな」

この状況に既視感を覚えつつ「つけるよ」と答えると、夫は思わず目を見張りました。

「え?ボタンつけれるの?意外と家庭的なんだね」

結婚16年目にして、この反応です。

長年の生活より、ボタンひとつのほうが夫の家庭力評価を揺るがしたのかもしれません。どうやら家庭的イメージとは、年月では育たず、小さな家事ひとつで簡単に覆るほど脆いもののようです。

エプロンという伝説的アイテム

そして家庭的ではない母像を決定づける出来事が、娘の帰宅後に起こりました。友達の家に遊びに行った娘が、開口一番こう伝えたのです。

「○○ちゃんのお母さん、夕方エプロンしてご飯作ってたんだよ!」

その声には、テレビドラマのワンシーンを見たかのような熱がこもっていました。娘は続けて、未知の生き物を発見したかのように言いました。

「本当にいるんだね、エプロン姿のお母さんって…」

それもそのはず、Uさんは生まれてこの方、エプロンをつけたことがありません。娘にとってエプロン母さんは、ドラマや漫画の中だけに存在する架空の存在に近いものだったのです。

家庭的であることの基準とは

裾上げをする。

ボタンをつける。

料理の準備をするときにエプロンをつける。

いずれも一般的な家事です。しかしUさんの家では、それらができると思われていなかったことが今回の一連の出来事で明らかになりました。

家族が抱く家庭的な母のイメージは、実際の日常と大きくずれることがあります。母だからといって、すべての家事の流儀が備わっているわけではありません。エプロンをつけなくても、裁縫が得意でなくても、家庭は案外うまく回っていくものです。

今回の一件は、Uさんの家庭的イメージを再評価するきっかけとなりました。少し不本意で、どこか可笑しく、そしてどこか誇らしい、小さな発見だったのです。

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