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【漫画】大学生の息子が、毎回違う女の子を連れてくる 母が味わった気まずい瞬間→来たことがある子に「初めまして」

松波 穂乃圭 松波 穂乃圭

子どもが友人を家に連れてくることは、親にとって安心材料の一つでもあります。どんな友人関係の中で過ごしているのかが見えるからです。しかし、その習慣が大人になっても続いたとき、思わぬ緊張を生むことがあります。大学生の息子を持つ母親が経験したのは、恋人紹介が続く家庭ならではの、少し気まずい出来事でした。

小学生の頃から「友だち歓迎」の家だった

埼玉県在住、50代のBさんの息子は、小学生の頃から友だちを家によく連れてくる子でした。

学校が終わると「今日、友だちが来るから」と言った途端にインターホンが鳴り、数人が家に来て、息子の部屋のおもちゃで遊んだり、リビングで宿題をしたりゲームをしたりして過ごしていました。

Bさんはそれを微笑ましく思っていました。息子がどんな友人と付き合っているのかが見える安心感があり、「うちは友だちを連れてきていい家」という空気を自然とつくっていました。

その習慣は中学、高校になっても続きました。

男女問わず友人が出入りし、リビングにはいつも誰かの笑い声がある。息子の友人たちもみな礼儀正しく明るく挨拶してくれます。

Bさんにとって、それはごく普通の家庭の光景でした。

ところが息子が大学生になってから、その「友だち文化」は少し違う形で続くことになります。

「紹介するね」と言われるたびに始まる緊張

ある日、Bさんが帰宅すると、息子が部屋から出てきました。

「お母さん、紹介するね。彼女のMちゃん」

隣には、きちんと挨拶をする女性が立っています。礼儀正しく、感じのいい子でした。

Bさんは笑顔で迎え、「どうぞゆっくりしていってね」と挨拶をしました。

しかし、それから数カ月後、また同じ光景がありました。

「今付き合ってるRちゃん」

今度は別の女性です。

そしてまた数カ月後。玄関に立っているのは、やはり初めて見る顔の女性でした。

Bさんは内心で思いました。

「この前の子とは、別れたの?」

息子の恋愛に口出しするつもりはありません。ただ、彼女が変わるたびにきちんと紹介されると、母親としては妙な責任を感じます。

名前を覚え、感じよく会話をし、失礼がないように振る舞う必要があるからです。

二度目なのに「はじめまして」

そんなある日、事件が起きました。

息子が連れてきた女性に、Bさんはいつものように玄関で挨拶をしました。

「はじめまして。どうぞ上がってください」

女性は一瞬だけ、少し驚いたような表情をしました。しかしすぐに笑顔になり、軽く頭を下げて家に上がりました。

そのときBさんは、まったく気づいていませんでした。

ところが数分後、キッチンでお茶を準備していると、息子が小声で言いました。

「お母さん、Mちゃん、前にも来てるけど」

一瞬、時間が止まりました。

思い返すと、確かに数カ月前、リビングのソファで息子と並んで座っていた女性の顔と重なります。つまりBさんは、二度目の来訪だった彼女に「はじめまして」と言ってしまったのです。

親の記憶力も試されている

その日以降、Bさんは息子の恋人が来るたびに妙な緊張を覚えるようになりました。

名前を間違えないか。前に会った人ではないか。

もし別の彼女の名前を口にしてしまったら、その場の空気は一瞬で凍るかもしれません。

そのため最近では、彼女たちと必要以上に会話をしないようにしています。しかしそうすると今度は、「冷たい母親」に見えてしまうのではないかと気になります。

笑顔を保ちながら、内心では記憶の整理に必死です。

息子にひとつだけ言いたいこと

Bさんは、息子がコロコロと彼女を変えることを否定するつもりはありません。若いうちは、さまざまな人と出会う時期でもあります。

ただ、母親としてひとつだけお願いしたいことがあります。

「彼女を連れて来る時は、事前に情報を教えてほしい。できれば紙に書いてほしい」

小学生の頃から友だちを歓迎してきた家ですが、恋人まで無制限に受け入れる準備までは、どうやらできていなかったようです。

息子の恋愛の歴史を覚えておくほどの記憶力を、50代の母親には残念ながら持ち合わせていないのです。

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