近年、オーバーツーリズムが社会課題として注目されている京都市。観光客の来訪エリアや移動・周遊の傾向は、日本人と外国人観光客とで違いはあるのでしょうか。ジオテクノロジーズ株式会社(東京都文京区)が実施した調査によると、観光客だけでなく地元住民にとっても最も来訪するのは「四条通エリア」であることがわかりました。
調査は、2025年4月に京都市を訪れた、同社が運営するポイ活アプリ『トリマ』のユーザーおよび、訪日外国人の人流データを用いて全体として19万人超の人流データを分析しています。
調査の結果、京都の中心に位置し、買い物、食事、遊び、宿泊など様々な目的のための施設が密集する「四条通」は観光客だけでなく、地元住民にとっても最も来訪するエリアであることがわかりました。
そのほかのエリアを見ると、外国人観光客では「嵐山エリア」や「清水エリア」である一方、日本人観光客や地元住民では、平安神宮や南禅寺がある「岡崎エリア」となりました。
また、観光エリアからの移動について日本人観光客と外国人観光客の違いを見ると、日本人観光客の多くは初めに「四条通」を訪れ、次に「京都駅」を訪れており、その大多数はそこで1日の周遊を終えているようです。
1日に訪れる観光エリアとしてはほとんどが2箇所までで、多くとも3箇所くらいであり、1日の周遊の最後は京都駅か四条通となっています。ここから、日本人観光客にとって1日の最後は京都駅から帰路につくか、京都駅または四条通で宿泊かといったことがうかがえます。
日本人観光客が京都駅と四条通の2エリアを交互に周遊していたことに対して、外国人観光客では、1日のスタートとして多いのは「四条通」「嵐山」「清水」で、初めに嵐山を訪れた観光客の多くが次は嵐山以外の「清水」か「四条通」へ向かうというように、3つのエリアのうち2つを1日で周遊しようという興味深い違いが見て取れました。
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【出典】
▽ジオテクノロジーズ/人流データで京都観光の日本人と外国人の違いを調査 ~外国人観光客が多く訪れる嵐山・清水、観光も地元生活も集中する四条通~
https://business.mapfan.com/blog/detail/7567#nogo