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詐欺電話を見事に撃退!「あなたとは話したくない」と言わせた会話術の秘訣とは?

竹中  友一(RinToris) 竹中 友一(RinToris)

「昨日の話。『秋田県警です。あなたのスマホから迷惑メールが多数送信されてますけどご自身でされましたか?』という詐欺電話がきたので――」

YouTubeやSNSを通じてゲーム実況活動を行っている即死ちゃんさん(@sokushi_chan_)のもとに、1件の詐欺電話がかかってきました。しかし、即死ちゃんさんはそれに対して言葉巧みに応戦。

『あなたとは話したくないです!』

と相手は根負け。見事撃退に成功したといいます。

その顛末についてX(旧Twitter)に紹介したところ、11万を超えるいいねが付く話題となりました。

即死ちゃんさんに、詐欺電話にまつわる話について、詳しくおうかがいしました。

突然かかってきた詐欺電話…でも?

2026年2月某日、正午少し前。即死ちゃんさんのもとに1件の電話がかかってきました。番号を見て、即死ちゃんさんはすぐに、これが詐欺電話であると気づきました。

なぜなら、表示されている番号の末尾は、警察署の代表番号としてよく使われる「0110」でありながら、頭が「+2…」となっており、明らかに海外経由の着信だったためです(国際電話における日本の識別番号は+81)。これは、詐欺電話がかかってくる時の典型的な電話番号のパターンといわれています。

にもかかわらず、即死ちゃんさんは電話をつなぎました。そして、「仕事中なので夕方かけてください」とだけ相手に伝えます。

実は、即死ちゃんさんがそう言ったのには、ある目的があったのでした――。

時は経ち、夕刻。再び即死ちゃんさんのもとに着信がありました。

お昼にかかってきた電話とは番号は違っていましたが、国際電話であることと、末尾が「0110」であることは共通しています。

電話に出ると、相手はこう言ってきました。

『秋田県警です。あなたのスマホから迷惑メールが多数送信されてますけどご自身でされましたか?』

自らを○○県警と名乗ったり、相手を不安がらせるようなことを言ってきたりするのも、詐欺電話ではよくある手口です。それに対し、即死ちゃんさんは、相手にこう返しました。

「そうです。すべてあたしがやりました」

よもや認めてくるとは思わなかったのか、相手は無言に。すかさず即死ちゃんさんは攻勢に出ます。

「な?イレギュラーな返答を想定してない低脳だから、普通の仕事で金稼げないんだよ弱者!詐欺下手すぎて詐欺師にもなれないとかお前に何ができるの?しかも、もう誰でも知ってる手口でまだやってんのこれ。くそ効率悪い稼ぎ方で草。恥ずかしくないか?知らん女に馬鹿にされて!おい!なんとか言え!」

相手は完全にやり込められてしまい、「あなたとは話したくないです!」と言って、電話を切ったそうです。

見事な切り返しによって、詐欺電話を撃退した即死ちゃんさんに対し、その様子を見ていた娘さんが、ぽつりとこんなことを言いました。

「ママ、“人狼”してる時も、いつもこんな事してるよね」 

詐欺師撃退の秘訣…それはオンラインゲームで培ったコミュニケーション術!?

娘さんが口にした“人狼”とは、人気パーティゲーム「人狼ゲーム」のこと。

各プレイヤーに「村人」、「人狼」、「占い師」といった役職が割り当てられたうえで、誰が人狼なのかを推理し見つけるのがゲームの目的であり、高度な会話術や心理戦が要求されます。

即死ちゃんさんは、そんな人狼ゲームを10年近くやっており、ネット配信も行っているといいます。

「おそらく(電話で)話していた時の熱量と勢いが、普段私が人狼ゲームをしているところと重なって見えたんでしょう」(即死ちゃんさん)

一度「私がやりました」と認めることで相手の思考を鈍らせ、会話の主導権を握ったうえで論理的に責め立てやり込める――このような高度な会話劇を成立させることができた背景には、人狼ゲームによって培われたコミュニケーションスキルがあったのですね。

「(ゲーム中は)自分が話す言葉を考えると同時に、それに対する相手からの返答を何パターンも想定するんです。それで頭の回転が速いと言われるんだと思います。あと、言論で負けたくない。人狼プレイヤーとしての意味のない小さいプライドです(笑)」(即死ちゃんさん)

もっとも、ゲーム中には、基本的に今回のような暴言は吐かないとのこと。ただし、プレイ時にマナーの悪いプレイヤーがいたりすると、ゲーム後の反省会で我慢できずにギトギトに言い合ったりすることもあるといいます。

そんな即死ちゃんさんの投稿のリプ欄には、多くの反響が。

「仕掛ける相手を間違えた時点で詐欺師の敗北」
「私のところにも『警視庁です』とアメリカから電話が来ました」
「私の場合は遠い県の警察に出頭してくれって言う要請だったから『わかりましたすぐ行きます』って言うと逆切れされた」
「『あなたの犯した罪状は電話では言えませんのでこちらまで来てもらえますか?なにか心当たりありますか?』って言われたから、あー山に埋めたやつバレちゃいましたか〜って言ったら沈黙して電話切れました」
「僕の知人はワン切りがかかってきた瞬間に発信ボタンを押してしまい、慌てて電話に出たら『出んなボケェ!!』と怒鳴られたそうです」

自身の詐欺電話にまつわる体験談を語られる方も多くいました。

電話に出た理由は子どもたちに現実を伝えるため――

即死ちゃんさんによると、このような怪しい番号からの電話は、これまでにも何度かあったといいます。今まではかかってきても無視していたそうですが、今回あえて応対したのには、即死ちゃんさんなりの思惑がありました。

「子どもたちの前で対応したかったからです」(即死ちゃんさん)

現在、シングルマザーとして中2と中1の娘さん、小5の息子さんを育てている即死ちゃんさん。「私がいつ死んでも子どもたちが苦労しないよう、こういう現実を見せることも大事だと思っています。(電話中には)『こんな大人にならないでほしい!』という気持ち一つで、魂で話してましたね」と語ります。

ちなみに、「ママ、人狼でもこんな事してるよね」と言ってきたのは、中1の次女さん。

また電話後、即死ちゃんさんは自身の子どもたちにこのように話したといいます。

「きちんと勉強しないとこの人みたいに詐欺師にしかなれん。人間お金がないと切羽詰まって、人としての心も失って他人に迷惑を掛けることすら抵抗がなくなる。しかも詐欺師になっても、学がないから高卒のただのお母さんにさえ言い負かされて愚かじゃないか?」

それに対する子どもたちの反応は、「はーい」といういたって簡素なもの。

「日頃ニュースを見たりしている時も私が理屈っぽく話すものだから、子どもたちも聞き飽きてるんでしょう(笑)。ですが、いつか何か問題に直面したとき思い出してくれたらいいや――と思いながら言い続けてます」(即死ちゃんさん)

詐欺電話撃退の裏には、即死ちゃんさんの子どもたちへの愛情があったのですね。

また、人狼ゲームの経験は、子育てのやり方にも影響を与えているといいます。

「人狼ゲームには色んなプレイスタイルがあるんですが、私は誰が人狼なのかを感覚で判断することはしたくないと思っています。その癖なのか、私生活で何かを相手に伝えたい時、主に子育てにおいては感情などで話さず、論理的に伝わりやすいように――という意識が自然と発動します」(即死ちゃんさん)

  ◇  ◇

ゲーム配信者として活動されている即死ちゃんさん。オンラインゲーム『人狼メトロポリス』や、新作ゲームのプレイ動画の配信を行っています。

「ゲームをしながら、コメント欄を通じて、みなさんと時事問題や子育て、恋バナなどの話を仲良くしています。アットホームな雰囲気でどんな質問にも答えるので、ぜひ遊びにきてください」(即死ちゃんさん)

また、まいどなニュースでは今回ばかりでなく、「ウサギの折り紙『うっ、詐欺!?』電話の横に置いて被害防止を 千葉県の交番による可愛いアイデア」「『こちら警視庁です』突然の詐欺電→意外な対応で撃退に成功、その驚きの方法とは?」など、詐欺電話に関する記事を以前にも取り上げています。

■即死ちゃんさんのX(旧Twitter)はこちら
 →https://x.com/sokushi_chan_

■即死ちゃんさんのYouTube Channelはこちら
 →https://www.youtube.com/@sokushichan

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