マイホームや賃貸物件を探す際に「駅からの距離」と「価格」のどちらを優先すべきか悩んだことはありませんか。株式会社NEXERとスミカエ兵庫が行ったアンケート調査で、回答者の85.3%が「駅徒歩10分以内」を理想としながらも、実際には63.3%が価格を重視して「徒歩15分の物件」を選ぶことが明らかになりました。
事前調査で通勤や通学で電車を利用している全国の男女177名を対象として、2025年10月にインターネットで実施しました。
現在の最寄り駅までの距離は「10〜15分未満」が最多
現在の自宅から最寄り駅までの徒歩時間は、「10〜15分未満」が33.9%で最も多い結果となりました。「5〜10分未満」は27.1%、「5分未満」は13.6%で、通勤・通学で駅を利用している6割が10分以上かけていることがうかがえました。
理想の徒歩時間は「10分以内」が8割超
理想的だと考える最寄り駅までの徒歩時間は、「5〜10分未満」が52.0%と半数を超え、「5分未満」の33.3%と合わせると、85.3%の人が「10分以内」を理想としていました。
回答者からは以下のようなコメントが寄せられています。
◆「5分未満」と回答した理由
・朝の忙しい時間短縮、帰りの疲れた体にはやはり駅近は理想。(30代・女性)
・雨に濡れにくいし忘れ物も取りに帰りやすい。(60代・男性)
◆「5~10分未満」と回答した理由
・近すぎると電車の騒音が気になるから。(50代・女性)
・駅に向かいながら心の準備を整えるのに多少の時間がほしいので。(60代・男性)
駅近を求める人は日々の負担軽減を重視する一方、少し距離を置きたい人は騒音回避や心の準備を整える時間を欲していることがわかります。
許容できる最大の徒歩時間は「15分まで」が約4割
価格・広さ・設備などの条件が良ければ許容できる最大の徒歩時間を尋ねたところ、「15分まで」が37.3%で最多。さらに「20分まで」の24.3%と合わせると、半数以上が妥協ラインを「15~20分」に設定していることがわかります。
回答者からは以下のようなコメントが寄せられています。
◆「15分まで」と回答した理由
・家賃が安かったら我慢出来るから。(20代・男性)
・往復30分以内なら歩いても健康的だと思えるから。(60代・女性)
◆「20分まで」と回答した理由
・自分の求めている家や周辺環境があれば20分までなら自転車利用も考慮できるから。(30代・女性)
・それ以上遠いと通勤が相当負担に感じると思うから。(50代・男性)
経済的な理由に加え、運動効果や自転車利用といった工夫で距離をカバーしようとする姿勢がうかがえます。
「徒歩5分」vs「徒歩15分」、6割超がコスパを優先
駅まで徒歩5分と15分の物件で価格に大きな差がある場合、どちらを選ぶか尋ねたところ、「徒歩15分の物件を選ぶ」が63.3%と過半数を占めました。
回答者からは以下のようなコメントが寄せられています。
◆「徒歩5分」を選んだ理由
・子育て中なので安心もするから。(30代・女性)
・往復20分の違いは価格で埋め合わせできない。(60代・男性)
◆「徒歩15分」を選んだ理由
・家賃は家計にとって大きいので、なるべく抑えたいから。(30代・男性)
・徒歩15分くらいなら家賃が安く、駅近よりは騒音に悩まされることはない印象があるため。(40代・男性)
利便性を重視する人がいる一方で、多くの人が家計への影響を考慮してコストパフォーマンスを優先していることがわかります。
徒歩時間以外で気になるのは「夜道の安全性」
徒歩時間以外に気になることを尋ねたところ、「街灯や人通りの多さ(夜道の安全性)」が25.4%でトップでした。「坂道の有無」と「コンビニや商店街の有無」が各19.8%で並びました。
回答者からは以下のようなコメントが寄せられています。
◆「街灯や人通りの多さ(夜道の安全性)」を選んだ理由
・夜道が暗かったり、人気がないと危険を感じるから。(50代・女性)
◆「坂道の有無」を選んだ理由
・上り坂は心身に負担がかかりやすいので平坦な方が良いと感じる。(40代・男性)
◆「コンビニや商店街の有無」を選んだ理由
・コンビニでなんかあったら買えるようにしたいから。(20代・男性)
単純な距離だけでなく、安全性や身体的な負担も物件選びの重要な判断材料となっているようです。
【出典】株式会社NEXERとスミカエ兵庫による調査
▽スミカエ兵庫
https://sumikae-hyogo.com/
▽該当記事
https://sumikae-hyogo.com/public?page=commuting_distance_survey