住宅の購入について考える際、重要なのが住宅ローンの選び方。株式会社NEXERとくらすサポート秋田の調査によると、住宅購入経験者の2人に1人以上が「金利の低さ」を重視していることがわかりました。
この調査は「家を購入したことがある」と回答した全国の男女（有効回答数200）に対し、2025年10月にインターネットで実施されました。
住宅を購入する際に「住宅ローンを利用した」と回答したのは68.5％
住宅購入資金の調達方法を尋ねたところ、「銀行や金融機関で住宅ローンを利用した」は68.5%で、過半数を占める結果となりました。「貯蓄を中心に払った」が25.0%、「親や家族から援助を受けた」が4.0%でした。
▽「住宅ローンを利用した」回答理由
・手持ちのお金がないので。（30代・女性）
・頭金はある程度用意して他はローンで組んで計画を立てた。（40代・女性）
・金利が良かったから。（40代・男性）
・長期の支払いが必要と思ったから。（50代・女性）
・負担なく払える。（60代・女性）
▽「貯蓄を中心に支払った」回答理由
・ローンを組む際に返済額や利息を抑えられ、負担が軽減されるから。（30代・男性）
・お金をしっかりためていたので。（30代・女性）
・ローンはできるだけ減らしたかったから。（40代・女性）
・ローンを少なくして後が楽なようにした。（40代・女性）
・以前から住居購入のために貯蓄をしていたため。（50代・男性）
・貯金で足りないところは住宅ローンを使った。（60代・女性）
「住宅ローンを利用した」「貯蓄を中心に支払った」のどちらを選んだ人も、将来のことを考え、計画性を意識した回答が目立ちました。
「変動金利型」と「固定金利型」がともに45.3％
「どのようなローンを選びましたか？」の問いには、「変動金利型ローン」の回答者と「固定金利型ローン」の回答者は同じ45.3％でした。
「ローンを選ぶ際に重視したポイント」は、「金利の低さ」が57.7%で最多。「返済期間・月々の返済額」が24.1%で、「金融機関への信頼性・対応」が11.7％となりました。
▽「金利の低さ」回答理由
・とにかく安く借りたかったから。（30代・女性）
・金利の高さは負担になるから。（40代・女性）
・将来の負担のため。（40代・男性）
・長い期間、払わないといけないから。（50代・女性）
・支払いが楽だから。（50代・男性）
▽「返済期間・月々の返済額」回答理由
・返せないと意味がないから。（30代・女性）
・無理なくローンを組みたかった。（40代・女性）
・購入時から数年は住宅ローンに加え、子育て費用の捻出も視野にあったので。（60代・男性）
・ローンに追われたくなかったから計画的に考えた。（60代・女性）
32.8％が「担当者に相談」と回答
「住宅ローンの比較」については、「不動産会社やハウスメーカーの担当者に相談した」人が32.8%で最多。次に「銀行や金融機関の公式サイトをチェックした」が29.9%、「比較サイトを利用した」（8.8%）、「家族・知人の紹介や口コミを参考にした」（8.8%）でした。
▽「不動産会社やハウスメーカーの担当者に相談した」回答理由
・間違いないと思うから。（30代・女性）
・専門家に聞いた方が早いと思ったから。（40代・男性）
・契約時に返済プランも一緒に考えてくれる不動産だったから。（40代・女性）
・建築会社は色んなパターンをアドバイスしてくれた。（50代・女性）
・分かりやすかったから。（50代・男性）
・お得な銀行などの情報を持っているから。（50代・男性）
▽「銀行や金融機関の公式サイトをチェックした」回答理由
・正確な数字があったから。（30代・男性）
・一番分かりやすいから。（40代・男性）
・一番信用出来そうな情報だったから。（40代・男性）
・金利の比較を行いたかったから。（50代・男性）
・当時はそんなことしかできなかったから。（50代・女性）
【出典】
株式会社NEXERとくらすサポート秋田による調査
▽くらすサポート秋田
https://www.kurasapo-akita.com/
