「最近内覧してて死ぬかと思った家」27万人が驚いた賃貸物件とは?不動産営業マンに聞いた

竹内 章 竹内 章

2階の和室の引き戸を開けて踏み出すと、そこに床はなく、奈落の底へ真っ逆さま? 「最近内覧してて死ぬかと思った家、シンプルに危ねぇ」のツイートとともに公開された写真に27万人がびっくりです。投稿した不動産営業マンによると、この物件、おすすめだそうです。

和室を仕切る扉を開けて立つたかちん(@S_taka_G)さん。一歩先は中空です。写真をよく見ると、手前からは、手すりがないと怖いくらいの急な階段が1階に向かっているようです。にしても、転落しかねないこんな場所になぜ引き戸が…。謎が謎を呼んだのか、27万いいねがつきました。

たかちんさんは、STYLEE不動産(大阪市中央区)で2019年から3年連続で営業成績1位を更新しているという腕利きの営業マン・高橋さん。話を聞きました。

ーこの物件ですが

「兵庫県内にある2階建ての中古住宅です。敷地面積は約40坪、お家賃は月7万円です。現在借主さま募集中です」

ー落とし穴のように見えました

「引き戸を開けると真下は階段の途中といった状態です。かなり急ですので、写真ですと階段が見えませんが、1階まで真っ逆さまはございません」

ーなぜこのようなつくりに

「不明ですが、昔はご自宅でお通夜などをすることもあったのでそういった際の運び込みなどいろいろ考えられますが、定かではありません」

ー見学した人の反応は

「たいてい皆さま、「え!?」と驚き「これ危ないねー!笑」と笑い飛ばしていただいています(笑)」

ー物件の特長は

「サイズに制限はございますが、車が3台駐車可能な駐車スペースと、バイクや自転車いじりなどがお好きな方には最適な広い屋根付きの作業スペースがございます。キッチンも新品のシステムキッチンが入っており、ペットも飼育可能です。価格も良心的でシンプルに良い物件だと思います」

これまでもパンチの利いた物件を数多く扱ってきた高橋さん。よくある危ない物件は、2階などでドアを開けるとバルコニーも何も無く「いきなり外」というパターン。「あれは毎回遭遇する度めちゃくちゃ危ないなと思います」と話します。また、業界あるあるとしては、お客さまを案内したら普通に人が住んでいたなんてことはザラにあるそうです。「お部屋を訪問したら悪さをしていた奴が3階から飛び降りて逃げたこともあります。この仕事は毎日変化があって飽きないですよ」と話しています。

兵庫県でお住まいをお探しの方、いかがでしょうか。

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