おかしな間取り画像がTwitter上で話題になっている。
「この間取りで洗濯機を置いたら、お風呂入れなくないですか？笑」
画像を見るとお風呂の入り口前には洗濯機置き場……。入り口の幅と置き場の幅はほとんど同じなので、実際に洗濯機を置いたらお風呂に入れなくなってしまうのは一目瞭然だ。
Twitter上ではこの投稿に対して大きな反響が起こっており
「私も洗濯機を置いたらトイレに入れない物件に出会ったことがあります！」
「別バージョンの経験あります。値段は手頃でしたが、LDKへの入り口（扉付きドア）の作りが狭く、冷蔵庫や家具が入らない10階角の部屋。」
「ウチの両親が越したURもトイレと風呂場の前に洗濯機置き場があり、洗濯機のホースは部屋を通して風呂場にいくしかない… は？ってなる間取り」
など大量のおかしな間取り「あるある」が寄せられている。
多くの家主さんや賃貸業者は住む人にとって快適な住居を提供したいと思っているはず……なのになぜこのようなおかしな間取りの部屋が発生してしまうのだろうか？この謎にせまるため、まいどなニュースでは長年不動産業に携わり、タレント、歌手としても活躍するファンキーコバさんにお話をうかがってみた。
中将タカノリ（以下「中将」）:衝撃的な間取りの部屋が話題になっていますが、なぜこのような機能しない間取りを作ってしまったのでしょうか？
コバ:僕も仕事柄ヘンな物件はたくさん見てきましたが、こういうケースはなかなか無いですね。頭がおか……と言っては失礼なので全然知識や経験のない人が工事をしてしまったのでしょうか。
改装などの影響で他に洗濯機置き場の持って行き所がなかった可能性も考えられますが、どちらにしても良心的な業者が工事したとは思えないですね。
中将:この画像への反響で多くの人からおかしな間取りあるあるの声があがっています。コバさんがこれまで見た中で印象的なおかしな間取りを教えてください。
コバ:僕が実際に見た中ではこんなのが代表的です。
【三角形の部屋】
2・5畳の部屋で「ギリギリ人1人住めるくらいかな？」と思って見に行ったら三角形なんです。間口は広いんだけどぜんぜん物が置けない（笑）。ちなみに風水的にも三角の部屋は最悪みたいです。
【廊下の部屋】
4畳の部屋なんですが幅が90cmしかないんですよ。ドアの幅の広さの部屋がずーっと遠くまで続いてる（笑）。圧迫感というか異世界感がすごかったです。
【落ちる部屋】
入り口のドアを開けると目の前にまたドアがあって、そのまま進むと落ちちゃうんですよ。2階なんで（笑）。元々、階段かなにかあったんでしょうけど取り外しちゃってドアだけ残ってるんでしょうね。
中将:たまに外から見て「なんであんな高いところにドアが？」と思う建物はありますが、実際にそこに住むのは怖いでしょうね……。
コバ:僕も危うく落ちかけました（笑）。
おかしな間取りの部屋は、工場とか倉庫とか元々住居向けじゃない建物を改装した時に発生しがちです。元々マンション、アパートでも古い物件はベランダに洗濯機置き場やトイレが設置されてることがあるので、それを改装して中に持ってこようとして変な間取りになることがありますね。
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話題の画像を撮影した品川紋次郎さん（@47_MJR）によると、コバさんの指摘通り、この部屋は元々ベランダに洗濯機置き場があったのだが改装で置けなくなり、仕方なくお風呂の前に設置したということだった。工事費欲しさのためか改装業者のみの判断で工事が行われたため不動産屋は気付かなかったということだ。
部屋を探す時はくれぐれも根気よく内覧して、まともに生活できる環境なのか確かめた方がよさそうだ。
