体型維持・改善のためにどのような対策をしていますか。Webメディア「Collect.(コレクト)」を運営するディーエムソリューションズ株式会社の調査では、20代の32%が「特に何もしていない」一方で、40代は83%が体型維持・改善に取り組んでおり、「自身で運動」が全体で50%と最多でした。
20代~50代男性300人を対象に、2025年10月にインターネット調査で実施しました
男性全体における体型維持・改善のための取り組みを見ると、「自身で運動」(筋トレ・ウォーキングなど)が50%で最多。次に多かったのは「特に何もしていない」(22%)、「食事管理」(18%)、「ジムに通っている」(10%)でした。
低コストで手軽に始められるセルフ運動が最も主流で、サービス利用やジムなどの専門施設への投資は相対的に少ない傾向にありました。
注目すべきは、取り組み姿勢における世代間のギャップです。20代のうち32%が「特に何もしていない」と回答し、他の年代と比べても高くなっています。40代では「特に何もしていない」の割合は17%最も少ない数値で、加齢に伴う健康意識の高まりを示唆しています。
年代別の具体的な実践状況を見ていくと、20代(回答数41人)は、「自身で運動」が39%、「食事管理」が19%、「ジム」が10%でした。未実施率が32%と高いのは、生活リズムの不安定さや「まだ若い」という意識が影響し、体型改善に向けた継続的な行動に結びつきにくい状況がうかがえます。
30代(回答数82人)になると、取り組みはより積極的に。「自身で運動」は50%で、特徴的なのはジムの利用率が18%と年代最高であった点です。30代はセルフ運動に加えジム活用が進む層であり、収入や時間の裁量が増えることで有料サービスを取り入れやすくなり、計画的に体型維持へ投資する姿勢のようです。
最もアクティブに実践している層である40代(回答数104人)では、「自身で運動」が55%と最も高く、「食事管理」も20%でした。40代は、加齢に伴う体型変化や健康指標への自覚が高まり、無理のない運動と食事の両立が進んでいると考えられています。
50代以上(回答数70人)は、取り組みの重心が若干異なります。「自身で運動」は48%でしたが、「食事管理」が24%と他の年代より高く、ジム利用は4%に留まりました。50代以上はジムよりも食事面のコントロールに重心を置く傾向があり、関節負担や体力面を考慮し、継続可能な運動と栄養管理の組み合わせで体型維持する志向がうかがえます。
婚姻状況別に見ても、体型維持への取り組み姿勢には差が見られます。既婚者(回答数119人)は「自身で運動」が47%、「特にしていない」が24%でした。独身者(回答数181人)は「自身で運動」が52%、「特にしていない」が20%でした。
年収別では、年収800万円以上の層では、全体とは異なる傾向に。高年収層では93%が体型維持・改善のために何らかの取り組みを実施しており、「特に何もしていない」はわずか7%でした。この層では「ジムに通っている」が26%と、他の層と比較して大幅に高い結果に。経済的な余裕が専門施設(ジムなど)の利用につながり、体型改善への投資行動を後押ししていると考えられます。
【出典】Collect.(コレクト)https://www.dm-s.co.jp/collect/