不動産投資について考えたことはありますか?その土地が今後資産価値を伸ばすかどうかを見極めるために「交通アクセスの良さ」「商業施設や医療機関が近い」「文教エリア」など立地の良し悪しを意識します。株式会社AlbaLinkの運営する不動産投資の森が行った「不動産投資で重視する立地条件」に関するアンケートでは、特に重視する点として「交通の便」を挙げる人が突出して多いことがわかりました。
不動産投資に関心がある400人を対象に、2025年8~9月にかけて調査しました。
「不動産投資で重視する立地条件」を尋ねたところ、突出して多かったのが「交通の便がいい」(64.8%)。続いて「人口が増加している」(16.3%)、「商業施設に近い(14.3%)」、「今後の開発が見込まれる」(12.5%)でした。寄せられた具体的な意見を以下の通りです。
1位 交通の便がいい
・入居者が部屋を探す際、最も優先する条件のひとつが駅からの距離だと考えるからです。単身者向けの物件では、通勤・通学の利便性が直接的に空室リスクの低減につながります。駅から近いという価値は、建物の築年数が経過しても色褪せにくく、長期的に安定した家賃収入を得るための最も重要な要素だと思っています(30代 男性)
・利便性が高いと人気が出て、借り手も多いと思うから(50代 女性)
・最寄り駅に普通列車だけでなく、急行列車や快速列車が停まること。普通列車しか停まらない駅は人気がなく、発展が遅い(60代以上 男性)
2位 人口が増加している
・投資するなら売却益の見込める場所がいい。ただ駅近のように価値が上がっている場所は下がりにくい一方、投資するのに莫大な金額がかかる。そのため人口が増える見込みのあるエリアに投資したい(30代 男性)
・若年層の人口が増加しているか。近隣でマンションを購入する可能性があるから(40代 女性)
・人口の増減こそが、一番重要なファクターだから(50代 男性)
3位 商業施設に近い
・世代問わず需要がありそうだから(30代 女性)
・安定的に収入が入るよう、住む人の導線がしっかりしているといいと思っている(30代 女性)
・日用品や食料品が近くで簡単に買えると生活が楽です(50代 男性)
4位 今後の開発が見込まれる
・土地の価格が下がりにくいから(20代 男性)
・将来的に値上がりが期待できそうだから(30代 女性)
・長期的な目線で利益を出すためには、県や市の計画を重視することが確実。駅近だったとしても再開発の候補でなければ、人口が減る日本では廃れる一方(40代 男性)
5位 学校に近い
・大学が近い。安定した収入が見込めるから(20代 男性)
・小中学校付近。継続的に顧客層が一定数いるから(30代 女性)
・近くに大学などがあること。絶えず需要があるから(60代以上 女性)
6位 都市部である
・東京23区内。値下がりしにくいから(30代 男性)
・とにかく人がいないと、話にならないから(40代 女性)
・資産価値下落の可能性がなく、上がる可能性しかない場所を選んでおきたいから(50代 女性)
7位 医療機関に近い
・やはり住みやすさが、人気の条件ではないかと思うので(50代 女性)
・生活のインフラが整備された地域なら、売りやすく大きな収益が見込めるからです(60代以上 男性)
立地以外で重視する条件は「築年数」
立地以外に重視する条件を尋ねたところ、1位は築年数(38.0%)、2位は物件価格(33.8%)で、3位は利回り(26.8%)でした。
・築年数。耐震性や修繕などリスクが上がるので、古い物件は避けたいです(20代 女性)
・物件価格です。無理に投資してしまうと自分の生活を脅かす結果につながってしまうため、安心して投資できる予算で無理なく行っていきたいです(30代 女性)
・築年数と建物の管理状態です。新耐震基準を満たしていることはもちろん、長期修繕計画が適切に立てられ、実行されているかを確認します(30代 男性)
・築年数や利回りが重要。築年数が過剰にかさんでいると、修繕が必要になる可能性があるため。利回りは空室リスクにより変動するため、余裕のある計画を立てたい(40代 男性)
・地震が心配なので、耐震管理がしっかりしているところ。また築年数も比較的浅いのが理想です(50代 女性)
・修繕実績。共有スペースの清潔度や管理具合。自転車置き場の台数と管理状態(50代 男性)
・マンションであれば築20年以内であること。ファミリー対象であれば最低2LDKかつ70平米以上の物件(60代以上 男性)
全体的にハイリスクハイリターンよりも、リスクをできるだけ抑えた投資手法が好まれていることがうかがえます。
【出典】
株式会社AlbaLink