tl_bnr_land

頭もプロペラもフル回転「これで宿題に集中できる」!? 少年が発明した「プロペラヘルメット」が話題  作品展でも受賞「大物になりそう」

そんでなライターズ そんでなライターズ

問題を解く“頭の回転”に合わせて、プロペラを回す――そんな発想が生んだヘルメットを被って夏休みの宿題に臨む少年の姿がThreadsに投稿され、2.3万件以上の「いいね」を集めるなど大きな注目を集めています 。「甥が夏休みの宿題に集中できる道具を作ったそう」というコメントと共に投稿された、頭上で回るプロペラが付いたヘルメットを被る少年のシュールな姿と天才的な発想に、「最高すぎ!!!私も欲しい!!」 「大物になりそうな予感」  といったコメントが殺到しました。

しかしこの発明の裏には、生まれつきの心疾患を乗り越えて、前向きにものづくりを続ける少年の強さがあったのです。そんな少年による発明秘話について、彼の叔母にあたる投稿主のiwata-styleさん(@iwata-style)に話を聞きました。

投稿主さんは、完成したヘルメットを被って真剣に宿題を始めた甥御さんの姿が「あまりにシュールで面白かった」と撮影のきっかけを振り返ります。

甥御さんによると、発明を思いついたきっかけは大好きな「スーパーマリオシリーズ」だったそう。

「キャラクターがプロペラの付いたヘルメットを被っているのを見て、『自分も被ってみたい』と思ったそうです。また、『ヘルメットで耳が塞がれることで、プロペラの回る音だけが聞こえて集中できると思った』とも話していました」

その仕組みもユニークで、電車のおもちゃを横に倒し、タイヤの回転を利用してプロペラを回しているとのこと。初代から試行錯誤を重ねて改良したものが、今回投稿された最新版なのだとか。本人は「分からない問題を考える時に頭を回転させるから、プロペラを回すと相乗効果で集中力が上がって宿題ができた!」と、その効果に満足している様子だったそう。これには、「本当に集中してるところがすごい」「気になって私が集中できないw」など称賛や驚きの声が寄せられました。

この独創的なヘルメットを市の作品展に出品したところ、見事受賞。さらに同時出品していた、ラジコンと粘着カーペットクリーナーを組み合わせた「手作りルンバ」も受賞となり、甥御さんの作品たちはW受賞という素晴らしい結果になりました。

「どちらの作品も市から賞をいただき、甥っ子本人はとても誇らしそうでした」

そんな“天才発明家”の甥御さんには、実はもうひとつの背景があります。生まれつき心疾患を抱えていて体内にはペースメーカーが入っており、幼い頃からICUでの入院生活や手術を何度も経験してきたそう。しかし、手術前に麻酔で眠らされる瞬間に「じゃあ、おやすみなさーい!」と挨拶するなど、持ち前のユニークさで周囲をいつも楽しませているといいます。

「病気による大変さを感じさせないのが、彼の強さ。まさに鋼のハートなんです!」

まいどなの求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース