tl_bnr_land

【同じ予算で選ぶなら?】新車ヴェゼル VS 中古エクストレイル 燃費・装備・走行性能の差で見えた本当の“お得”

村田 創(norico by ガリバー) 村田 創(norico by ガリバー)

都会的でスポーティなヴェゼルとタフネスさを強調するエクストレイル

▽4.デザイン比較

・新車ホンダ ヴェゼル(RV系)の評価は4.0
・中古車日産エクストレイル(T32型)の評価は3.5

<ヴェゼル:オン・オフどちらでも映える、スポーティなクーペスタイル>

ヴェゼル(RV系)は、SUVらしい力強さとクーペスタイルの美しさを融合させたデザインが特徴だ。爽快感とゆとりを生む高効率なパッケージングも追求されている。

デザイン面では、初代モデルよりもフロントピラーを後退させることで、ドライバーの視野をよりワイドに確保した。さらに、ボンネットフードからドアのショルダーラインへの流れを滑らかにし、ドアミラーをドアのアウターパネルに装着する構造を採用している。これにより、ピラーとミラーの間に適度な隙間ができ、その隙間から歩行者や障害物を視認しやすくするなり、コーナーでの視界が向上している。

また、フロントワイパーをフード下に隠すことで視覚的なノイズを排除し、抜け感のある爽快な視界を実現。運転中の安心感にも貢献している。

室内空間においても改良が加えられており、2代目ヴェゼルでは高効率なパッケージによって後席の足元空間が先代比で35mm拡大させている。さらに「下見切りドア開口」構造を採用することで、ドアを開けた際のボディの出っ張りを抑え、乗り降りのしやすさも向上。日常使いでの実用性にも優れた設計となっている。

ヴェゼルの中古車在庫をチェックする

<エクストレイル:歴代モデルで初めて曲線を多用した外観デザインを採用した意欲作>

エクストレイル(T32型)は、「アウトドアスポーツのために進化し続ける本格AdvancedGear」をコンセプトに開発されたモデルだ。「ガンガン使い倒すギア」としての世界観を受け継ぎつつ、グローバル市場での競合車に負けない高い競争力を持つ最強のSUVとして開発された。

エクストレイルのDNAであるタフさを継承しながら、デザイン面では先進性を取り入れてアップデート。高い機能性を内包するスタンスの良さ、シャープなラインと緻密な面校正により、ダイナミックで存在感あるSUV像が表現されている。

歴代のエクストレイルは直線基調の無骨なデザインが特徴だったが、T32型では2007年から販売されていたデュアリスとモデル統合されたことにより、曲線を多用したモダンな外観へと路線が転換された。

2017年のマイナーチェンジでは内外装が変更され、当時の日産デザインの象徴である「Vモーション」を拡大。グリルからエンジンフードへと続くキャラクターラインも強調され、より力強くタフな印象を強めている。

両車のデザイン方針は明確に異なっている。都会的でスポーティなスタイルを好むならヴェゼル(RV系)、アウトドアで映えるタフネスな雰囲気を求めるならエクストレイル(T32型)という選択になるだろう。

エクストレイルの中古車在庫をチェックする

単純な大きさならエクストレイル(T32型)が優位だが…

▽5.室内空間と使い勝手

・新車ホンダ ヴェゼル(RV系)の評価は4.5
・中古車日産エクストレイル(T32型)の評価は4.0

ヴェゼル(RV系)とエクストレイル(T32型)のボディサイズ・室内サイズ・荷室容量を比較した。

【ヴェゼル(RV系)】
・ボディサイズ:全長4340mm×全幅1790mm×全高1580~1590mm
・ホイールベース:2610mm
・室内サイズ:室内長2020mm×室内幅1445mm×室内高1225mm
・荷室容量:404L

【エクストレイル(T32型)】
・ボディサイズ:全長4690mm×全幅1820mm×全高1730mm
・ホイールベース:2705mm
・室内サイズ:室内長2050mm×室内幅1535mm×室内高1270mm
・荷室容量:445/565L

ヴェゼル(RV系)とエクストレイル(T32型)は、ボディサイズに大きな違いがある。エクストレイル(T32型)はヴェゼルよりも1クラス以上大きく、より余裕のあるサイズ感が特徴だ。またエクストレイル(T32型)は、5人乗りの2列シート仕様に加え、ガソリン車には7人乗りの3列シート仕様も設定されており、用途に応じた選択肢が広いのも魅力となっている。

カタログスペック上では、室内長はエクストレイル(T32型)のほうが30mmだけ長い。ただし、ヴェゼルはセンタータンクレイアウトを採用しており、先代から後席の足元空間を35mm拡大するなど、限られたボディサイズの中でも効率的なパッケージングが追求されている。その結果、後席座面の跳ね上げが可能となっており、背の高い鉢植えのような荷物も縦に積載できる。このような使い勝手の良さは、ヴェゼルならではの魅力といえるだろう。

ラゲッジルームの容量は、ヴェゼル(RV系)が404L、エクストレイル(T32型)は3列シート車で445L、2列シートで565Lとなっている。ボディサイズの違いに比例して、荷室の広さもエクストレイルのほうが明確に勝っている。ただし、ヴェゼルも同クラスのSUVとしてはトップレベルの荷室容量を誇っており、実用性の高さでは引けを取らない。

まいどなの求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース