「なんで男性社員(女性陣は誰も食べない)がカップ麺の残り汁を流すせいで汚れる排水溝を私が掃除してるんだろうとふと思ったので『残り汁ここに流すなら毎回掃除してください』ってテプラ貼ったらみんなこぞってスープ飲み干すようなったんだけど、そんな掃除いや?」
OLをされているてぃおさん(@tio_haso)が、日頃の職場での不満についてX(旧Twitter)に投稿。共感者が続出し、9万以上のいいねが付く話題となりました。
投稿は会社の給湯室にまつわる内容です。
現在、週2日程度在宅勤務をされているてぃおさんですが、出社日にはインスタントの飲み物を入れたり、カップを洗ったりするために、数回は給湯室を利用しているといいます。
てぃおさんの勤める会社では、特に社員に掃除の担当はなく、清掃は業者に行ってもらっていました。しかし、給湯室は床掃除やゴミ回収は行ってもらっていたものの、シンクは掃除の対象外。そこで、てぃおさんは自身が給湯室を使う際に余裕があれば、自主的にその清掃を行っていたといいます。
ところが、そのなかで、非常に困ることが――。
昼食時にカップ麺など、汁物を食べていた社員(投稿では“男性社員”と記載)が残ったスープを流しに捨ててしまうそう。そのため食べかすが残ってしまい、排水溝内の油のぬめりや異臭もひどく、触るのも嫌だという状況にしばしばなっていたとのこと。
以前はシンクの掃除を行っていた社員は他にもいましたが、現在はてぃおさんひとりになってしまったといいます。掃除好きで、ひとりで掃除することは苦ではないものの、さすがに毎回このような状況を掃除させられるのには不満が募ります。
そこで、テプラで『残り汁ここに流すなら毎回掃除してください』という文言を書いたシールを作り、給湯室の壁に貼っておきました。
その結果――。
いつもカップ麺を食べていた社員たちはスープを飲み干すようになったといいます。おかげで、給湯室の排水溝は以前よりも綺麗になり、てぃおさんのストレスはなくなりました。
しかし、同僚たちが「汚したら掃除する」のではなく、「汚さないためにスープを飲み干す」という選択をしたことは想定外。その点について「そんなに掃除がいや?」とてぃおさんは投稿内で疑問を呈します。
そんなてぃおさんの投稿に対して、たくさんの反響が。自身の職場も似たような状況だという方や、このような状況の対策について提案する方もいて、さまざまな方向からのコメントでリプ欄はにぎわっています。
「血圧上がっても寿命が縮んでも掃除は嫌かw」
「カップ麺流したら油で詰まりますよ?」
「その点でいえばカップ焼きそばは優秀。食べ終わった後に残るのは容器だけだから」
「前勤めてた会社では、時折弁当じゃなくカップ麺を食べる女性が何人かいましたが、残り汁、トイレに流してましたね。性別関係なく、流し台は掃除したくないようですね」
「三角コーナーにカップ麺の残りとかコーヒーのドリップ捨てる人たちいるんだけどどういうつもりなんだろう?次の日になったら自動的に綺麗になる魔法の三角コーナーだと思ってるのかな?」
「それ『男性社員が~』じゃなくて、貴女にやらせてる会社?部署?の管理者の問題だと思うんですけど。自分のトコは3つの部署が入ってるけど、流し台の掃除は月イチで3部署が持ち回りでやってますよ」
てぃおさんにお話を聞きました。
――給湯室は1日どのくらいの人が使うのでしょう?
てぃおさん:私が働くフロアは20人くらいが在籍しており、給湯室では見かけたことがない同僚も数名いるので、実際に使用しているのは15人程度かと思います。
――テプラを貼ったことで掃除は楽になりましたが、「当事者が掃除をしない」という状況には変わりないですよね。
てぃおさん:私も使用者の一人ですし、元々掃除が好きであり、デスクワークの気分転換になることから、自分だけが掃除をしていることに関して特に不満はないですね。ただ、同僚がみんな「汚さない=飲み干す」ことを選んだのは、「そんなにみんな掃除はしたくないのか・・・」って感じでした(笑)。
――今回の件を踏まえて、皆さんに伝えたいこと、分かってほしいことはどのようなことですか?
てぃおさん:こういったいわゆる「名もなき雑用」は、他にもたくさんありますよね。備品の補充や会議室の片付けなど、共同スペースのことは、気になる人が自然にささっと手をつけてしまうものです。そのようなことは、職場だけでなく家庭にもたくさんあると思います。それに気づかない人は、知らないうちに快適な環境を享受していることになるんです。
なので、誰かが何かをしてくれているのを目撃した時には、せめて感謝の気持ちを伝えてあげてください。私は単純なので、「ありがとう」と言ってもらえたら「次も任せて!」って思っちゃうタイプです(笑)。そういう人、多いと思うのでぜひ。
◇ ◇
今回、職場の給湯室に関する話題で注目を集めたてぃおさんですが、2020年・31歳の時に経験した子宮頸がんの闘病記を漫画にし、Xやnoteに公開する活動も行っています。
「治療がひと段落した際、今度は自分が誰かを助ける番だと感じ、自分の経験を発信することにしました。今、まさに病気と向き合っている方々の参考になればいいなと思っていますし、そうでない方々にも目を留めてもらえたら嬉しいです。男性の皆さんも他人事と思わず、ぜひ関心をもっていただければと思います」(てぃおさん)
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