まるでパーマをかけたように髭がくるくるとカールしたファンシーラットの写真がXに投稿され、4万超のいいねを集めて話題となっています。ファンシーラットとは、ペット向けに改良されたドブネズミのこと。飼い主に懐いたり、芸を覚えたりするなど、その賢さから近年ペットとして飼う人が増えています。
投稿したのは、8匹のファンシーラットをはじめ、8匹のハムスターやアフリカヤマネ、リチャードソンジリスなどと暮らしている、おでんさん(@Odengtgt)。今回投稿された写真に写っていたのは、8匹いるファンシーラットのうち、くるくるの髭が特徴的な”だり”くんです。
「名前は”だり”くんです。性格は内弁慶で、飼い主以外の人が来ると隠れちゃいます。普段から”だり”くんの髭はくるくるですが、投稿した写真はいつも以上にくるくるしていました。湿度が高かったり、毛繕いしてすぐの状態だったりすると、ユニークな形になっていることが比較的多いです」
この日撮影された髭は、まさに“ベストカール”状態。愛らしい見た目に、「くっ…可愛すぎます」「想像以上で夜中に大声で笑いましたwww」などのコメントが寄せられました。
「チャームポイントは髭ですが、体毛もくせっ毛で柔らかく、何回も触りたくなっちゃいます!」と話すおでんさんがファンシーラットとの暮らしを始めたきっかけは、SNSで見た一匹のラットでした。
「フォロワーさんがファンシーラットを飼育していて、その子がおやつをもらう際に芸(スピンや握手)をしているのを見たんです。その姿に『かわいい&かしこい!』と思ったことがきっかけですかね」
実際に一緒に暮らしてみると、その魅力は想像以上だったのだとか。
「ファンシーラットは、我が家でお世話している小動物の中でも一番表情豊かで、触られることが好きな子が多いのでスキンシップがたくさんできます。多才な芸をこなす子もいるんですよ!人間が近付くだけで嬉しそうにケージの入口で待機してくれるんです。たくさん遊んだりスキンシップを取ったりした後、幸せそうな表情を見せてくれる時も本当にうれしいですね」と語ります。
一方で、ファンシーラットは気管支が弱い子が多く、気温や湿度、床材の種類にも注意が必要だといいます。また、くるくるの髭は性格にも影響があるようです。
「本来、髭はセンサーの役割を持つ器官なので、くるくるの子は真っ直ぐな子に比べて臆病な子が多かったりするのかな?と思っています。我が家で気を付けていることは、ケージ内の大幅なレイアウト変更をしない、触る時は声をかけながらゆっくり触る、などですね」
ファンシーラット達の性質を気遣いながら、共に暮らす生活を楽しんでいる、おでんさん。これまでで、特に印象に残っているエピソードを聞いてみました。
「大きめのハンモックをケージに設置してあげたら、全員集合して…すごく狭いはずなのに幸せそうな顔をして寝ていたんです。あの光景は今も忘れられません」