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ショベルカーやフォークリフトを公道で運転するには? 10万円台から取得できる「大型特殊免許」 仕事の幅を広げる活用術を解説

村田 創(norico by ガリバー) 村田 創(norico by ガリバー)

大型特殊免許を取得すると、ショベルカーやフォークリフト、コンバインなど工事・農耕・路面整備などに関わる車両を公道で運転できるようになります。ここでは、大型特殊免許で乗れる車(大型特殊自動車・小型特殊自動車・原付)や取得方法・費用・期間について解説します。

大型特殊免許とは

大型特殊免許とは、ショベルカーやフォークリフト、トラクターといった大型の特殊車両を公道で走らせるための免許です。工事や農耕、路面整備などの業務で必要とされます。

運転できるのは、全長12m以下×全幅2.5m以下×全高3.8m以下の大型特殊自動車、小型特殊自動車、そして原動機付自転車(原付)の3種類です。

▽一種免許と二種免許が存在

大型特殊免許には、一種免許(貨物などの輸送)と二種免許(旅客運送)の2種類があります。日本国内で働く場合、二種免許が必要になる場面は殆どありません。

▽限定免許も存在

大型特殊免許のなかには「農耕車限定」「カタピラ限定」といった限定免許も存在します。用途に合わせて必要な免許を選べば、手早く取得することが可能です。

また、これらの限定免許はAT限定解除と同様に、後から限定解除をすることができます。

大型特殊免許で運転できる車両

冒頭でもご紹介したように、大型特殊免許で運転できる車両は以下の3種類です。

・大型特殊自動車
・小型特殊自動車
・原動機付自転車(原付)

冒頭で触れた「全長12m以下×全幅2.5m以下×全高3.8m以下」は大型特殊自動車のサイズで、小型特殊自動車はもっと小さいです。

以下では、大型特殊自動車の具体例や小型特殊自動車、原動機付自転車の定義についてご紹介します。

▽大型特殊自動車の例①ホイールローダー

車体前方に大きなバケットを装備した車両です。主に土砂や砕石を移動させ、整地するのに使われます。

▽大型特殊自動車の例②ショベルカー

車体前方に長いアーム、さらにその先にバケットが付いている車両です。建設現場において穴を掘ったり、土砂を積み込んだりするのに使われます。

▽大型特殊自動車の例③ラフタークレーン

クレーン車の一種で、建設現場や土木工事、災害復旧などさまざまな用途で使われます。

▽大型特殊自動車の例④フォークリフト

荷物を積載する2本のフォーク(ツメ)と、それを昇降させるマストを備えた車両です。物流センターなどで、荷物を効率よく移動させるために使われます。小型特殊車両サイズも存在します。

▽大型特殊自動車の例⑤トラクター

農作業で用いられる車両で、田植えや草刈り、畝立てといった農作業ができます。小型特殊車両サイズのトラクターも多いです。

▽大型特殊自動車の例⑥コンバイン

農作業で用いられる車両で、稲や麦などの収穫において刈り取り・脱穀・選別を一台でこなします。小型特殊車両サイズのコンバインも多いです。

▽大型特殊自動車の例⑦除雪車/路面清掃車

除雪車は、その名の通り道路や線路に積もった雪を取り除くための車両です。降雪地帯でよく見られます。

一方、路面清掃車は道路上のゴミや土砂を清掃するための車両です。高速道路や幹線道路の管理、落下物の処理などに使われます。

▽小型特殊自動車

小型特殊自動車とは、全長4.7m以下×全幅1.7m以下×全高2.0m~2.8m以下、最高時速15km以下(農作業用は時速35km未満)で、特殊な用途に使われる車両です。

大型特殊自動車との違いは、基本的にサイズと時速の規定です。フォークリフトやトラクター、コンバインなどでは小型特殊自動車サイズのものが存在します。また、田植え機などもあります。

▽原動機付自転車(原付)

原動機付自転車(原付)とは、総排気量125cc以下または定格出力1.0kw以下の二輪車、もしくは総排気量50cc以下または定格出力0.6w以下の三輪以上の車両のことです。

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