大型特殊免許に関するQ&A
Q. 免許取得に必要な条件は？
大型特殊免許の取得では、以下の条件を満たしている必要があります。
・年齢：18歳以上
・視力：両眼0.7以上、片眼0.3以上（眼鏡等の使用可）※
・色彩識別：赤・青・黄の色彩の識別が可能
・聴力：10mの距離で90dBの警音器の音が聞こえる（補聴器の使用可）
・運動能力：自動車の運転に支障を及ぼす恐れのある四肢・体幹の障害がない。または、補助手段により運転に支障を及ぼす恐れがないと認められる状態
※片眼の視力が0.3に満たない場合は、他眼の視野が150度以上
Q. 試験の合格率はどれくらい？
令和5年度における大型特殊免許試験の合格率は、85.4%でした。これは、普通自動車免許（73.6%）を上回る数値です。
ただし、一発試験で受験した場合の合格率は30%程度といわれています。
Q. 大型特殊免許の試験内容は？
大型特殊免許の取得では、学科試験と実技試験が科されます。
学科試験では、文章問題90問、イラスト問題5問（1問につき3つの設問）が出題されます。ただし、普通自動車以上の免許を有していれば、学科試験は免除されます。
実技試験の内容も、基本的には普通自動車の場合と変わりません。乗車前の安全確認やミラーの確認、シートベルトの装着手順、発進や右左折・方向絵転換・駐停車・降車手順といった内容をチェックされます。
Q. バスやトラックの運転はできる？
大型特殊免許は主に工事や農耕、路面整備といった作業に関わる車両を走らせる免許であり、バスやトラックは対象外です。
バスやトラックの運転には、大型免許が必要となります。
Q. ハイエースは大型特殊免許で運転できる？
ハイエースは、ワゴンやバンであれば普通自動車免許で運転できます。反対に、これらは乗用車に分類されるため、大型特殊免許を有していても運転できません。
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【監修】中古車のガリバーが運営・クルマのギモンにこたえるサイト「norico」編集長・村田創
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