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小学生「犬を触りたい」→尻尾は触らないで!どんなに穏やかな犬でも事故は起きる…悲劇を防ぐため子どもに教えてほしいこと

はやかわ リュウ はやかわ リュウ

まずは「飼い主」の許可を取って

犬が嫌がることをしない。それは、犬による咬傷事故を未然に防ぐために、大人も子どもも心得ておくべき重要なことだ。

「よそのお家のわんちゃんを触りたい時は、①必ず飼い主さんに許可を取る。②大きな声を出さない、急に触らない、動かない。③犬の真正面に立たない、座らない。④犬に抱きつかない。⑤飼い主さんから『ダメ』と言われたらやめる。⑥犬の目の前を走らない。⑦犬が嫌がるところを触らない。まずはこの点を守ってほしいです。

また、リードや首輪などに<黄色いリボン>などをつけて散歩をしているわんちゃんを見かけるかもしれません。黄色いリボンは、病気や怪我、知らない人や犬が苦手など、いろんな事情でそっとしておいてほしいという、スウェーデン発祥の合図なんです。この『イエローリボン・プロジェクト』も、もっとたくさんの方に知ってもらえるといいですね」(LANI LEAさん)

子どもに「怖い」の先入観を植え付けないで

世の中には「犬が苦手」という人も少なくない。

そのため、とくに大型犬のオーナーさんたちは、散歩などで他人に迷惑をかけないよう、日頃からトレーニングを行ったり、万が一の逃走を防ぐためにリードを二重にしたりと、細心の注意を払っている方が多い。

「犬と一緒に歩いていると、吠えたり近寄ったりしてないのに、『怖いねー』『噛まれるよ』と、勝手な想像で子どもに話す大人と遭遇することがあります。確かにハスキーは身体も大きく、怖そうな見た目かもしれません。でも飼い主にとっては可愛い家族の一員です。何気なく放たれた一言でとても傷ついています…。

愛犬が誰かを噛まないように、もし他人に触られても歯を当てないように、飼い主はしっかりと教えています。犬を怖いと思うのは自由ですし仕方のないことですが、子どもにまで『怖い』という先入観を植え付けてしまうのはすごく悲しいです…」(LANI LEAさん)

もし犬に噛まれたら?愛犬が誰かを噛んでしまったら?

犬の咬傷事故が起きた場合、飼い主は事故の加害者として、刑事責任や民事責任を問われる可能性がある。

こういったトラブルを未然に防ぐため、子どもたちだけでの接触や、「触ってもいいですか?」とたずねても断る飼い主さんがいることを理解しておく必要がある。

また、飼い主さんから犬と触れ合う許可を得た場合でも、犬がこちらに関心がなかったり(不安で避けているため)、嫌がるそぶりを見せた時などは、お互いの安全のため、すぐに引き下がるのが賢明だ。

「絶対に起きてほしくはないですが…もし犬に噛まれてしまったら、必ず流水で傷口を5分以上しっかり洗い流してください。そして必ず病院を受診し、保健所に被害届を提出してください。必要に応じて破傷風や狂犬病のワクチンなどを打たなくてはいけないからです。

加害犬の飼い主がいる場合は必ず連絡先を聞き、『狂犬病予防接種の有無』を確認し、48時間以内に『咬傷事故届出』を動物愛護センターに出すように伝えてください。知らない飼い主さんも多いようですが、これは任意ではなく、法律で定められている義務なんです」(LANI LEAさん)

◼︎「イエローリボンプロジェクト」を知ってますか?

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