小学生「犬を触りたい」→尻尾は触らないで!どんなに穏やかな犬でも事故は起きる…悲劇を防ぐため子どもに教えてほしいこと

はやかわ リュウ はやかわ リュウ

シベリアンハスキーの女の子、ラニちゃんとレアちゃんの2頭と暮らすLANI LEA (@lani_angelhusky)さん。

2頭と散歩をしていると、しばしば困った状況に遭遇するという。

「夕方散歩してると小学生がよく触りにくる。それはいいんだけど、大体嫌なところ触ったりつかんでくる。ラニはしっぽを触られるのが大の苦手で、時にはうなることも。『やめてね』っていうけどそれでも触るから、『やめろって言ってるやろ?』と思わず言ってしまった。それで咬んだらうちが悪くなるんよ…」

X(旧Twitter)にそう投稿したLANI LEAさん。

5歳になるラニちゃんも、生後7ヶ月のレアちゃんも、どちらも人が大好きな穏やかなハスキー犬。「突発的な動きをする子ども」が苦手な犬は多いが、お子さんが小学生ということもあり、ラニちゃんとレアちゃんは子どもにもフレンドリーなのだという。

犬が嫌がる「しっぽ」を何度もつかみにくる小学生たち

LANI LEAさんに聞いたところ、小学生の子どもたち数人の年齢は、小1~小6とバラバラ。中には顔見知りの子もいたそうだ。

「『触っていいですか』と聞いてくれたので、『いいよ。でもお尻やしっぽは触られるのが苦手な場所だから触らないでね』と伝えました。ところが、1人の女の子がわざわざ犬の後ろに周り、しっぽをぎゅっとつかんだので、一度、『やめてね』と伝えました。その時はやめたのですが、だんだん子どもたちのテンションが上がってきて、犬の周りを走り回り、犬たちもソワソワしてきたので、『触ってくれてありがとうね!』と告げてその場を離れようとしたのですが、さっきとは違う男の子がまたしっぽをぎゅっとつかんだので、『やめなさいって言ってるやろ?』と強く言いました。

子どもたちに悪気はなかったとは思うのですが、『悪気がないからと言って、犬が嫌だと意思表示をしてるのに触るのはダメだよ』と、その場で子どもに伝えました。『ごめんなさい』とは言ってましたが、子どもたちのテンションが高くなってる時だったので、『はーい!あはは!』という感じで、こちらの気持ちは届いてないと思います…。もししっぽをつかまれた拍子に驚いて子どもを噛んでしまったら…と思うとゾッとします。最悪、愛犬が殺処分されてしまうかもと不安でした」(LANI LEAさん)

人間がされて嫌なことは、犬も同じ

人間でも知らない人に不用意に近寄られたり、いきなり身体を触られれば不安や恐怖を感じるはずだ。

人間以上に警戒心の強い動物である犬なら、不安や恐怖を感じた際に、吠えたり噛んだりして対象を避けようとするのは自然なことだ。

「犬は、大きい声で近づいたり、急に走って目の前に来られると驚き、警戒します。とくに子どもは声が甲高く、急に動くなど、予測不能な動きをするため、子どもが苦手な犬は多いと思います。

犬は走って逃げるものに対して、本能的にそれを追いかけようとします。その結果、怪我や事故に繋がりかねません。また、犬が遊ぼうと飛びついた時、爪や甘噛みで歯が当たってしまうこともあります。そうなると、どういう状況であろうと犬とその飼い主が悪くなってしまいますから…」(LANI LEAさん)

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