飾ると部屋が明るく彩られる「お花」。ですが、切り花はすぐに枯れてしまうのが難点です。そこで、健栄製薬の公式Xアカウント(@kenei_pharm)が、「切り花を長持ちさせるコツ」を伝授しています。
水揚げの仕上げにエタノール
切り花を飾ってもすぐに枯れてしまうのは、主に「水不足」が原因。水不足を解消するには、水を吸い上げやすくするために茎部分をカットする「水揚げ」が大切。また、水揚げの仕上げに「エタノール」を用いると、より水の吸い上げ率をアップさせられるといいます。
水揚げは、水の中で行う「水切り」がおすすめ。そうすることで、空気の侵入や切り口の乾燥を防ぐことができます。茎の切り口の断面が広くなって水の吸い上げ率が高まるよう、「斜め切り」するのもポイント。また、切る時は「スパッと勢いよく」が大切。茎には、水を吸い上げる導管が通っています。ゆっくり切ったり、切れ味の悪いハサミで切ったりすると導管が潰れ、水の吸い上げが悪くなってしまうのだそう。
水切り後は、茎の切り口をエタノールに浸しましょう。アルコール成分が水の表面張力を下げるため、茎に水が入りやすくなるとのこと。また、エタノールには殺菌効果があるため、切り口に付着する微生物を殺菌する作用もあり、花をより長持ちさせられます。
【お花の水揚げ方法】
①切り花の茎を水中でスパッと斜めに切る。
②花瓶やバケツなどにエタノールを入れる。
③そこに水切りを行った花茎を浸ける。
④花木類の場合は2~3分、草花類なら2~5秒程度浸ければ完了。
▽出典
・健栄製薬 公式X/お花の長持ちに無水エタノールを
https://x.com/kenei_pharm/status/1905545476977684695
・健栄製薬 公式/切り花の水揚げに!花を長持ちさせるエタノールの活用術
https://www.kenei-pharm.com/musui-ethanol/column/life-style/column20/