いよいよクリスマス。慶応元(1865)年創業の老舗魚肉練り製品メーカー「鈴廣かまぼこ」(神奈川県小田原市)が公式Xに投稿した、かまぼことクリスマスの意外な関係がネット上で注目を集めています。
「へえー!」「知らなかった」「そうだったんだ」
「かまぼことクリスマス、実は意外な関係があります それは、かまぼこ板がモミの木でできていること」(同社投稿から)
同社がかまぼこ板にモミの木を使う理由は、(1)白くて節がない(2)かまぼこに匂い移りしない(3)蒸しても反らないから。
同社によると、かまぼこ板は江戸時代に生まれた保存の知恵。木の板がかまぼこに含まれる余分な水分を吸い取り、カビや細菌が繁殖しにくい状況を作る役割があります。
ネットユーザーからは「へえー!」「知らなかった」「そうだったんだ」「クリスマスと関係が」「クリスマスにかまぼこ食べたくなった」など、驚きの声が広がっています。
使い終わった板は…「アイデア次第で便利グッズに」
同社では、使い終わった板を捨ててしまうのは「もったいない」という思いから、板の再利用も提案しており、「丈夫なかまぼこ板は、薬味を切る小さなまな板代わりに、鍋敷きに。アイデア次第で様々な便利グッズになりますよ」と呼びかけています。
再利用する上での重要なポイントは、板の洗浄と乾燥。「たわしなどを使って、水できれいに洗い、しっかり乾かしてください」(同社)
工作やアートのアイデアは、同社が運営するサイト「かまぼこ板で遊ぼう」や「鈴廣かまぼこ博物館」公式インスタグラムなどでも発信しています。