海外一人旅、怖そうなおじさんの「ちょっと来な」を断れず…驚愕の結末描く漫画にワロタ 「親バカさんなんですね」

竹内 章 竹内 章

iPhoneで外国の街並みを撮影するのに夢中になっていると、背後にはワイルドな地元のおじさん。「オイ、お前のコレめちゃめちゃ画質いいな」と迫られた日本人旅行者は、「撮れ」の求めを拒めないまま別の場所に連れていかれます。スマホ強奪という事態も頭に浮かぶ読者を待っていたのは、ほおを緩めるほっこりエピソード。怖そうに見えて実はいい人、いやむしろ親バカ。おじさん、疑ってすみませんでした。 

ツイッターで「海外旅日記漫画」を公開している五箇野人(@gokayajin)さんが、「海外でスマホに目をつけた紳士の強要」と題して投稿した漫画が話題です。場面は2019年初頭のスリランカ・コロンボ。一人旅を楽しんでいた五箇野人さんがスマホで撮影していると、「何人?」「何撮ってた?」とおじさんが圧をかけてきます。さらに「撮れ」と命じ、旅行者の手をぐいぐい引っ張ってある場所へ。えっ、この流れってもしやと、読者をはらはらさせますが、最後のコマですべてがひっくり返ります。

いかついおじさんが一転してキュートに描かれる展開に「今日もほっこり」「子供のキョトン顔が可愛い」など、1万超のいいねが付きました。「連れていかれる途中、悪い想像が膨らみました」と話す五箇野人さんに聞きました。

―連れていかれる時は冷や汗でしたか

「自分が持っていたのはiPhoneでした。スリランカで出会った人はSAMSUNGのアンドロイドユーザーが多く、iPhoneを持っている人がいませんでした。スマホをほめられた流れだったので、狙われていると感じていました」

―それが一転して…

「撮影した紳士の息子さんは『大人が何かはしゃいでるな』的なクールな様子でした。スマホでフェイスブックのアカウント検索から紳士のアカウントを教えてもらって送信しました。お別れの時に子供とはハイタッチしてもらえました」

―ブログにはクスッと笑える漫画が満載です

「ブログやツイッターに旅日記漫画をアップするのはいつも夜9時で、自分の中でも『寝る前に読んでもらえれば』という感覚があったんですが、『朝通勤の時に見ると癒される』という感想をいくつかいただきました。癒しのために描いていたつもりはなかったのですが、ある意味1日の中で最もキツいタイミングで読むという楽しみ方やその効能(?)が、自分にとっては目から鱗でした。単行本のタイトルも『つかれたときに読む海外旅日記』にしています」

―コロナ禍で自由な渡航ができない状況ですが、再び海外旅行が楽しめるようになったら

「海外出身の知り合いが何人かいるのですが、たまたま南米の方が多くて、その人たちから魅力を聞いているうちに、今は南米欲が高まっています」

海外旅の目的に「その国の人たちの日常に混ざること」を挙げる五箇野人さんの旅エピソードは、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、中南米の行き先を問わず、濃い中身になっています。「行き先は特に絞らず、まんべんなく行きたいです。自分の知らない文化や常識に出くわす面白さ、そしてその土地の人の優しさに触れることがやみつきになっています」と話しています。

五箇野人さんのブログ(毎日更新中)→http://gokayajin.blog.jp

単行本「つかれたときに読む海外旅日記」→https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B08PFD2QJ2

連載中のサイトはこちら→https://news.mynavi.jp/series/hatarakesekaisenpai/ 

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