バレーボールの国内トップリーグ「SVリーグ」女子の強豪、大阪マーヴェラスは1月18日、グリーンアリーナ神戸(神戸市須磨区)でのKUROBEアクアフェアリーズ戦を前に、阪神・淡路大震災の犠牲者に黙とうを捧げました。
日本たばこ産業と神戸市との取り組みの一環。黙とうには両チームの選手のほか、スタッフや観客も参加し、会場全体で犠牲者を悼みました。
黙とう後には、神戸市の久元喜造市長からのメッセージが代読されました。久元市長は、震災復興の中で神戸市はスポーツからたくさんの感動や勇気を与えてもらったと感謝を述べた上で、「本日の試合においても、観客は全力でプレーする選手から、選手は観客の大きな声援からお互いに元気がもらえるような前向きなエネルギーにあふれた熱い戦いが繰り広げられることを期待しております」と思いを伝えました。
また、会場入り口では震災当時の様子を振り返るパネル展を開催。地震発生時刻から被害状況、復旧の様子、教訓の継承・発信についてパネル11枚が時系列で展示され、試合観戦に訪れた親子連れらが真剣なまなざしで見入っていました。
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阪神・淡路大震災は1995年1月17日午前5時46分に発生。国内史上初の震度7が観測され、関連死を含めた死者は6434人。現在、大阪マーヴェラスが活動拠点を置く西宮市の被害状況は死者1146人、負傷者6386人。グリーンアリーナ神戸がある神戸市須磨区の死者は399人。
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大阪マーヴェラスは18日、KUROBEアクアフェアリーズに3-1で勝利。翌19日もKUROBEアクアフェアリーズに3−1で勝ち切り、2連勝としました。