明日14日(土)は冬型の気圧配置となり強い寒気が南下するため、北陸地方の山沿いで大雪となるでしょう。交通障害や着雪、なだれに注意してください。冬型の気圧配置は来週にかけて続き、来週半ば頃に再び強まるおそれがあります。北陸地方のこの先2週間における天気傾向をまとめました。
明日14日(土)は山沿いで大雪 交通障害や着雪、なだれに注意
明日14日(土)明け方には、北陸地方の上空約5500メートルに大雪の目安となるマイナス36度前後の強い寒気が流れ込む見込みです。このため、新潟の山沿いや富山・石川・福井の山地でも雪の降り方が強まる所があるでしょう。14日(土)の24時間降雪量は山間部を中心に多い所で50センチを超える見込みです。大雪による交通障害や着雪、なだれに注意してください。
また、福井の嶺北や石川、富山や新潟の平地でも14日(土)は雨が雪に変わり積もる所があるでしょう。大気の状態が不安定になるため、局地的に降り方の強まる所もある見込みです。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。
一方、15(日)日中は冬型の気圧配置が一旦緩むため、平地では再び雨の所が多くなるでしょう。引き続き大気の不安定な状態が続くため、雷を伴い一時雨脚の強まる所もありそうです。
新潟の上中越では今日13日16時現在、土砂災害に関する大雨注意報が発表されています。上中越の平地では来週前半にかけて断続的に雨が降り、大雨となるおそれがあります。土砂災害に引き続き注意・警戒を続けてください。
冬型が強まるタイミング 次は来週半ばか
来週にかけて強弱を繰り返しながら冬型の気圧配置が続く見込みで、次に強い寒気が南下して冬型の気圧配置が強まるのは来週半ばの18日から19日にかけてになりそうです。山沿いは再びまとまった雪が降り、平地では雨から雪に変わる所が多くなるでしょう。予測にはまだ幅がありますので、こまめに最新の気象情報を確認するようにしてください。
2週間天気後半(21～26日) 寒気の影響長引く
21日(土)から26日(木)にかけても日本付近は冬型の気圧配置になりやすいでしょう。山沿いを中心に雪の降りやすい状況が続く見込みですので、山沿い方面へお出かけの方は最新の気象情報の他、道路情報などをご確認ください。
雪道運転 万が一に備えての安心グッズ
雪道運転をする場合、積雪の急増に備えて以下のグッズを車内に用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
最新の気象情報や交通情報を確認し、大雪が予想される場合は外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。
