近畿 12月は初め気温高いが一時的 冬らしい寒さの日多く大雪にも注意

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明日から12月がスタートしますが、明日12月1日(日)から3日(火)にかけては、気温が平年より高め。日中を中心に寒さが和らぎます。ただ、それも長続きせず、4日(水)頃から再び寒気が流れ込みそう。寒さが戻り、再来週にかけて気温は平年並みか平年より低くなる見込みです。その後も寒気が流れ込みやすく、12月後半も冬らしい寒さに。急に雪の量が増える恐れもあり、注意が必要です。

12月3日(火)までは気温高め その後は冬の寒さ続く

近畿地方の中部にあたる大阪市では、この先2週間程度は晴れる日が多く、大きな天気の崩れはありません。明日12月1日(日)は最高気温が16℃と、日差しのぬくもりを感じられそうです。
明後日2日(月)、3日(火)は最高気温が18℃と、さらに気温が上がります。ただ、4日(水)以降は寒気が流れ込み、再び冬の寒さに。晴れても空気は冷たく、再来週には朝の気温もこれまで以上に下がりやすくなりそうです。

近畿北部はしぐれる日多い 再来週を中心に平地でもみぞれや雪の可能性

近畿北部にあたる兵庫県・豊岡市では、明日12月1日(日)が比較的安定した天気。晴れ間が広がり、日中は17℃まで気温が上がります。明後日2日(月)と3日(火)も大きな天気の崩れはなく、寒さの和らいだ状態が続きそうです。
一方、4日(水)以降は日本海から雨雲が流れ込みやすく、しぐれる日が多くなりそう。寒気の流れ込みが強まる再来週を中心に、平地でもみぞれや雪の降る可能性があります。
今の所、12月前半は雪が降っても平地で積もることはほぼなさそうですが、12月後半以降は豊岡市など近畿北部を中心に、平地も含めて突然大雪となる恐れがあります。

今シーズンの冬 日本海の海水温高く大雪になりやすい

冬場に大陸から冷たい空気が流れ込むと、比較的暖かな日本海から湯気のように水蒸気がたくさん出てきます。この水蒸気はやがて雲になり、雪を降らせるくらいまで発達。雪雲は風に流され、日本海側の地域に次々と流れ込んできます。
そして現在、日本海の海水温は平年よりも高く、寒気が流れ込むとより多く水蒸気が出てきやすい状態です。ひとたび強い寒気が流れ込むと、いつも以上に雪雲が発生・発達しやすく、急に雪の量が増える恐れがあります。

シーズン最初の雪に備えて

本格的な雪のシーズンがやってくる前に、車のタイヤは必ずスタッドレスタイヤに交換するか、タイヤチェーンを装着しましょう。スタッドレスタイヤは、溝が十分にあるかどうかを、事前に確認してください。あまり使っていないスタッドレスタイヤでも、時間が経てば、劣化が進みますので、シーズン前に点検が必要です。
そして実際に雪が積もるような時は、急ブレーキ、急なハンドル操作、急発進、急な車線変更など「急」のつく運転は絶対にやめましょう。「急」のつく運転をしてしまうと、車がスリップしやすくなります。

冬は空気が乾燥しやすい時期 火事を防ぐには

冬の近畿地方は北部で雨や雪が降りやすい一方、中部と南部は晴れる日が多く空気が乾燥し、火災発生のリスクが高まります。火災を防ぐポイントは、以下の通りです。

① たばこの吸い殻は、水で完全に消してから捨てるようにしましょう。吸い殻を灰皿にためず、こまめに捨てることも大切です。寝たばこは、絶対にやめてください。
② ストーブの周りに燃えやすいものを置かないことはもちろん、洗濯物を乾かすためにストーブを使うことは、やめましょう。お出かけの時や就寝の際は、ストーブを消すのを忘れないでください。
③ 台所のコンロの周囲に燃えやすいものを置かないようにし、火が鍋底からはみ出さないようにしましょう。調理中はコンロから離れず、コンロを使用しない時は、ガスの元栓をしめてください。
④ 電化製品のコードからも、発火するおそれがあります。たこ足配線やコードを束ねて使用するのは避け、コードが家具の下敷きになったり、折れ曲がったりしないよう、注意が必要です。ホコリが溜まらないよう、プラグやコンセントは定期的に掃除をして、使っていないプラグは抜いておきましょう。
もしもの火災に備えて、住宅用の火災報知器を設置するのも、おすすめです。また、放火を防ぐため、家の周りに燃えやすい物を置かないようにしてください。

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