秋は学校行事が盛んなシーズンですが、現役高校生が学校行事の後に行う「打ち上げ」で利用するのはどのような場所が多いのでしょうか。株式会社リクルート(東京都千代田区)が提供する進路情報メディア『スタディサプリ進路』が実施した調査によると、「食べ放題の飲食店」、食べ放題のジャンルとしては「焼き肉」がそれぞれ1位となりました。
調査は、打ち上げに参加したことがある同メディアの高校生エディターおよび公式LINE登録者692人を対象として、2024年9月にインターネットで実施されました。
はじめに、「打ち上げでよく利用する場所」を教えてもらったところ、「食べ放題の飲食店」(74.0%)がダントツとなり、次いで2位「カラオケ」(39.5%)、3位「ファミレス」(27.2%)という結果になりました。
さらに、食べ放題の飲食店を選んだ509人に「よく行く食べ放題のジャンル」を尋ねたところ、「焼肉」(87.6%)が圧倒的多数を占めたほか、2位に「しゃぶしゃぶ」(42.2%)、3位は「串揚げ」(9.0%)が続きました。
また、「場所選びで特に気にしている点」については、1位「ワイワイガヤガヤしてもOK」(68.1%)、2位「コスパが良い」(63.9%)、3位「おいしい」(40.3%)という結果に。
ちなみに、「打ち上げに参加する目的」は「思い出作り」(77.5%)、「打ち上げで期待していること」でも「思い出に残る写真を撮る」(49.1%)がそれぞれ1位となっており、現役高校生が高校時代を楽しい体験の記憶で埋めることに一所懸命な様子がうかがえます。
お小遣いやバイト代で日頃の出費をまかなう高校生ですが、「打ち上げの予算」はいくらぐらいなのでしょうか。調査の結果、1人当たりの予算は「2001~3000円」(42.5%)が最多となり、普段の遊びで食費にかける予算よりも少し高め、“ちょっとリッチ”な予算設定であることがわかりました。
また、「開催する際の人数」については、「21~30人」(29.2%)、「11~20人」(21.8%)、「31~40人」(21.5%)と、約1クラス分が王道の規模感となり、仲の良い人だけの少人数で集まるのではなく、打ち上げは学校行事を頑張ったクラス皆で!という意気込みが感じられる結果となりました。
これらの調査結果から同メディアは、「現高校生は、中学生時代から最近まで大人数での飲食や集まりを制限されていた世代。ティーンエイジャーらしく騒いだり笑い合ったりする時間を長らく我慢していた分、仲間と同じ空間でイベントを楽しみたい気持ちはより強いのかもしれません」と述べています。