保健所に収容された兄弟猫、一目惚れで家族に 元気いっぱいだった2匹だけれど、1匹は癌に…

渡辺 陽 渡辺 陽

千葉県在住のMintonさんは、ある日、愛猫のくろちゃん、ひめちゃん、ニャン太くんに会いたいと願うX(旧Twitter)のフォロワーとドッグカフェで待ち合わせました。

その方は、がんの手術を控えており、猫たちとの触れ合いから勇気を得たいと考えていたそうです。

Mintonさんは、そのドッグカフェで保護団体「ペットと暮らそう」が、兄弟猫の里親を募集している掲示を目にしました。その瞬間、Mintonさんは兄弟のブランちゃんとルイユちゃんに心を奪われ、一目惚れで里親になることを決めました。

ブランとルイユは、柏市内で保健所に収容されていたところを保護団体が引き出し、里親を募っていた猫でした。「ペットと暮らそう」は動物病院を母体とした団体で、感染症の心配もなく安心して迎え入れられたそうです。

Mintonさん宅に迎えられた2016年1月、Minton家のボス猫だったくろちゃんやひめちゃんは最初、兄弟には関心を示さなかったものの、やがてニャン太くんが彼らを気にかけ、5匹で日向ぼっこをするような仲良しの光景が見られるようになりました。

元気いっぱいだった兄弟は、「早くケージから出して!」と大声で訴え、家中を駆け回る活発さを見せていました。名前は保護団体からのまま「ブラン」と「ルイユ」を受け継ぎ、フランス語でそれぞれの被毛の色を表した洒落た響きがMintonさんにも気に入ったそうです。

愛らしい兄弟のひとり、ブランちゃんは2019年にがんと診断され、手術を受けました。その後も腎臓のケアを続けていましたが、2023年12月23日、腎機能の低下により静かに息を引き取りました。ブランちゃんはその存在だけで家族に多くの喜びをもたらし、Mintonさんにとってはかけがえのない存在として、深く心に刻まれています。

一方のルイユちゃんは、1対1で向き合うととびきりの甘えん坊。家族との時間を心から楽しんでいる様子で、ブランちゃんがつくった温かな絆をこれからも大切にしているようです。

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