突然、夫さんから気軽に「弁当つくって」とお願いされた、nako(@nako_ie_ikuji)さん。それを聞いたときに、妻が抱く思いを吐露…多くの共感を呼びました。
「お弁当作って=自分のランチ代浮かせたい(お小遣いの自由に使える割合を増やしたい)」というのが夫の思いですが、そこには妻側の時間と労力をかけて、自らは楽してお小遣いを増やそうという魂胆があからさまです。
nakoさんは専業主婦ではなく、在宅で仕事をしながら、合間に家の掃除や家事、夕方になれば子供たちの宿題やピアノの練習を見たり、習い事の送迎、食事の準備に後片付けなどあっという間に1日が過ぎるほど、さまざまなタスクをこなしています。そこにやってきた朝の弁当作りは、睡眠を削れ…と言われているようなもの。
nakoさんは「1回300円くらいは欲しい。お金が欲しいというわけじゃなくて、自分の時間や労力を無料のツールと思われてるのが悲しい」とこぼします。
このエピソードに「わかります、腹立たしいですよね」「じゃあ自分で作りな!ってうちは言います。私は母親じゃないよと」「旦那が自分で作って行けばいいのに」「共働きだとその発言は確かにイライラしますね」「(私は)即座にお断りしました」と同感の声が相次ぎました。
ほかにも「お弁当ぐらい作ってあげたらどうですか?私は作ってあげたい派なもので」という賛成派や、「うちはお弁当1ヶ月1万円で売ってました。専業主婦だったけど」というツワモノも。お弁当問題は、作る余力があるのかといった状況や、夫婦の関係性によっても大きく異なってきそうです。
夫さんやその後のお弁当問題について、nakoさんに話をお聞きしました。
あまり深く考えていない様子で…
――夫さんから「弁当つくって」と言われた時は?
「最初にこの発言を受けたとき、この人、想像力ないのかな?と思いました。夜多めに作るのも、お弁当に持っていけるメニュー考えないといけない(カレーとか、汁の多いものとか厳しいですよね)のですら手間がかかってしまうのにと思ってしまいました。ですが、夫には『お弁当の材料とか買わなきゃいけないんだけどね』としか伝えていません」
――夫さんはどのような反応を?
「夫は『ああ、まあねー』とあまり深く考えていない様子でした」
――夫さんは悪気なくこの発言を?
「はい、全く悪気ないと思います。私が楽をすることに対しても肯定的で、働いても働かなくてもどっちでもいいよ、という感じの人です。ただ、夫のお母さんがとっても愛情深く、お父さんの弁当二食分と、子どもたちのお弁当を当たり前のように作っていたので、そういうもんだと思ってるのかなぁと…」
――夫さん、独り暮らしや料理の経験は?
「ありません。料理も夫の趣味のスポーツをしに出かける際に移動中に食べるおにぎりを作ったことがあるくらいです」
――「夫さんが自分で作ったらいいのでは」というコメントも多かったですが…
「ですね。ただ、夫にも子供にも朝ごはんはちゃんとしたもの食べさせたいので、私もキッチンは使いたいから、夫がうろうろしていたりするとストレスになりそうな気もしているのですが(笑)。仮に夫が早起きして作ったとしても、調理器具とか使いたいものが洗ってなかったりすると、イライラしそう」
――その後、お弁当問題の結論は出ましたか?
「その時は話が流れて、どうするかは今もまだ保留中です。とりあえず夫からまたその話をされるまではこちらから何も言わず、もしまた言ってきたらお弁当1回300円で提案したいと思います。ただ、あれからなにも言ってこないので、夫なりに何か察しているのかもしれません(笑)」
――夫さんはどのような性格でしょうか
「愛情深く優しく、感謝の気持ちをきちんと伝えてくれる人で私を大切にしてくれていると思っています。モラハラとかそういうのも一切ありません。でも、ごく稀にそういう発言があります…。今回の件についても、お金がどうこうというより無料のツールとして扱われるのがやはり嫌だったんだと思います」
◇ ◇
nakoさんは今後も「夫婦仲に全く問題なく、むしろとても仲良く過ごしているので、今のままでいいと思っています」と言い、このように関係が良好であったとしても、状況を把握せずしての言動は不満を抱かせてしまうのです。ちょっとした不満や意見の食い違いがないかどうか、はたして自分は相手から「搾取」しようとしていないか振りかえるのも、夫婦だけでなく、人間関係において大事なのではないでしょうか。
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