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84歳の母がはじめた趣味に……まさかの注文殺到! 今では、生きがい「どんどんつくれて嬉しい」

かわた まい かわた まい

SNSで可愛い刺し子のふきんが話題に。投稿をチェックしたところ、驚きの事実を発見。なんと、84歳から刺し子をはじめたおばあちゃんが、つくっているとのこと!

「また実家の母から送られてきました。母が作った刺し子のふきんです。楽しくて一日中やっているらしく溜まってくると私に『好きにしていいよ』と言って毎月送ってきます」

刺し子とは、糸で布に線を描くようにひと針ひと針刺していく日本の伝統的な刺しゅうです。その刺し子で模様が描かれた色とりどりのふきんが並んでいる写真のは、瞬く間に注目されました。

「美しい〜!!!」
「この完成度は、もはや売り物ですな。じゃんじゃん売ってあげましょう!」
「可愛いふきん♡私も買いたいわー!  」
「どれひとつとして同じものがない!素晴らしいです。お母様の愛情を感じます。これつくれる人いなくなっちゃったら寂しい、私買いたいなぁ」
「手仕事の一点ものの破壊力といったら〜♡」

コメント欄には、「買いたい!」「注文できますか?」という熱烈な声が集まり、3.6万もの「いいね」がつきました。

古き良き日本の暮らしや、丁寧な手仕事でつくられた道具などが再注目される昨今、毎日使うふきんも、きちんと選びたいという人が増えていることも、この反響からうかがえます。

投稿主の黒銀さん(@otamachan2025)にお話を伺いました。

裁縫好きが高じて、84歳からのチャレンジ

ーーお母さまは何歳ですか?

「刺し子ふきんづくり始めた頃は84歳で、現在は87歳です」

ーー昔から手芸がお得意なのですか?

「私が子どもの頃から、服をつくったり編み物、人形作り、キルトなど…いつも手芸をしていました。何かをコツコツとつくる事が好きでした」

ーーお母さまが刺し子のふきんをつくりはじめたきっかけは?

「何かまたつくりたいなぁっと思って、手芸店に立ち寄った時に、たまたま刺し子のふきんを作るキットが目に入り、これなら出来るかも…と思って購入したのが始まりだそうです」

ーー実際に販売されているんですか?

「以前、母の作品を投稿したところ、『買いたい』『売って欲しい』という声をたくさんいただいて。それをきっかけに、販売してみることにしました。セットではなく単品で販売しています。

あまり上手ではないのに多くの方が購入してくださって……。リピーターの方もいて1度に10枚も購入していただく事もあります。売り上げ金で材料を買ってあげると喜んでまたチクチクはじめます。87歳の母にとって、これが今の生きがいのようです」

ーー購入された方からの反響は、いかがでした?

「購入された方から、『心が温まる素敵な作品』『一針一針の重みを感じます』『こんな風に歳を重ねたいです!』というコメントをいただいて嬉しく思っております」

ーーお母様は、売っていることをご存じですか?

「『嬉しいね〜。もっと上手につくれたらいいんだけどね〜。嬉しいね〜』って言ってとても喜んでいます。完売すると連絡を入れるのですが、その連絡も励みになっているみたいです」

この投稿には、高齢のお母さんの生きがいを創造する娘さんの優しさにも共感が集まっています。

「高齢者にとって何より寂しく辛く感じるのは居ても居なくてもよい存在になる事らしいです。何か一つでも人や社会に貢献してるという自覚をする事でまさにそれがその方の生きがいとなるのならホント素晴らしい事ですよ~」
「80歳を過ぎて何かに夢中になれるのはとても素敵で幸せなことだと思います~、何よりの親孝行!」

製作者と購入者の両方に幸せをもたらしているループが、これからも続くといいですね。

▽黒銀さん
https://www.threads.com/@otamachan2025?hl=ja

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