車の左寄せが苦手…「付箋」使って車両感覚をつかむ練習をしてみましょう

村田 創(norico by ガリバー) 村田 創(norico by ガリバー)

車の左寄せを苦手とする人は多いです。しかし車内に付箋などで目印を付ければ、左寄せの目安になり、練習してコツをつかめます。「車両感覚がつかめない」と悩む人のために、左寄せの目安や習得のコツを分かりやすく解説します。

左寄せの感覚は「付箋」で身に付く

停車や左折をする際、日本では車両を左に寄せるのがルールです。しかし右ハンドルのドライバーにとって、助手席側は見にくいもの。

ここでは、JAFがユーザー向けに紹介している「車両感覚のつかみ方」をもとに、左寄せのコツを画像入りで分かりやすく解説します。付箋を使えば車両感覚を身に付けやすいので、挑戦してみてください。

▽左寄せの練習をする時の注意点

左寄せの練習では、以下の点に注意して取り組みましょう。

・広い場所(空いた駐車場など)で練習する
・できる限り第三者に付き合ってもらう
・降車時はエンジンを切る
・乗降時は必ず周囲の安全を確認する

第三者に付き合ってもらえば、安全を確認しやすく、客観的な視点でのアドバイスも受受けられます。安全には充分に注意し、また他の方の迷惑にならないよう気を付けましょう。

左寄せの車両感覚のつかみ方

左寄せの練習で重要なのは、車両感覚をつかむことです。以下の手順で車両感覚を身に付けていきましょう。

・白線の上にタイヤをのせる
・白線の延長戦上(車内)に付箋を貼る
・付箋を意識して左寄せの練習をする

※参考:JAF「Q 車両感覚を身につけるには」
https://jaf.or.jp/common/kuruma-qa/category-drive/subcategory-technique/faq131

▽1. 白線の上に左の前輪をのせる

はじめに、駐車場などの白線上に左側の前輪をのせて駐車します。白線の代わりにロープなどを使っても構いませんが、恐らく白線が一番見やすいです。

この後のステップで、フロントガラス(運転席)から前方の白線の位置を見る必要があります。できるだけ2台分の駐車スペースが確保され、且つ前方の駐車スペースが空いているところを選ぶと良いでしょう。

▽2. 白線の延長線上(車内)に付箋を貼る

左側の前輪を白線上にのせたら、運転席から前方を眺めます。そして白線の延長線上にあたる位置(ダッシュボード上)に付箋を貼ります。そうすると、運転席から見た時に「左の前輪がどの位置を通るか」が分かります。

この時のポイントは、ドライバーが正しい姿勢で座ることです。普段の自分の視点と同じ位置で付箋を貼らなければ、目安として活用できません。正しい姿勢で、毎回同じポジションに座れると感覚をつかみやすいです。

【付箋以外でも良いが、跡のつきにくいものを】
ダッシュボードに貼るのは、付箋でなくシールなどでも構いません。ただし、粘着力が強く剥がしにくいものや、跡のつきやすいものは避けた方が良いでしょう。 また、付箋でも長時間にわたって放置すれば他の部分だけ日焼けする可能性もあります。注意してください。

▽3. 付箋を意識して左寄せの練習をする

付箋を貼ったら、あとは付箋を目安に左寄せの練習を繰り返します。はじめは駐車場で白線の上、または白線より少し右側に停める練習をすると良いでしょう。
※これは、あくまで「左寄せ」の練習です。駐車の際に付箋と白線の位置を重ねると、隣の車両にぶつかる可能性があります。

実際に左寄せする時は、付箋の位置を目安に寄せ方を調整します。はじめのうちは、付箋より少し左側に壁やポール、白線が見えるような位置を目指しましょう。最初から寄せすぎると、路肩に乗り上げたり、サイドミラーを擦ったりするリスクがあります。

【白線がなくてもイメージすることが重要】
練習のうちは白線などを見てヒントにすると良いですが、実際に左寄せをする時には、白線がないかもしれません。しかし、重要なのは「付箋から車両の感覚をつかむ」ことです。白線がないと不安な場合も、頭の中で「大体これくらいの位置に白線があったな」とイメージして対応しましょう。

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