就活生の2人に1人が「社員寮に入りたい」 求めるサービス1位は「無料インターネット」

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就活生の2人に1人が「社員寮に入りたい」と回答――そんな調査結果が、大和ライフネクスト株式会社(東京都港区)による「就職」に関する調査でわかりました。では、就活生が「入りたい」と思う社員寮のサービスや設備にはどのようなものがあるのでしょうか。

調査は、現在就職活動中の2025年3月に卒業、4月から新規就職する学生400人を対象として、2024年7月にインターネットで実施されました。

はじめに、「企業選びにおいて重視していること」を尋ねたところ、「福利厚生が整っている」(44.3%)が最も多く、次いで「給与の高さ」(39.8%)、「職種に興味がある」(32.8%)が続きました。なお、企業選びで「最も重視していること」についての質問でも、「福利厚生が整っている」回答が最も多く18.3%でした。

また、「企業の福利厚生について魅力を感じるもの」については、「休暇制度(病気休暇、リフレッシュ休暇、ボランティア休暇など)」(53.8%)が最多となったほか、「働き方(フレックスタイム制度、テレワークなど)」(50.8%)、「住宅(社宅、住宅手当など)」(37.5%)といった回答も上位に挙がりました。

次に、「会社が提供する社員寮に入りたいと思いますか」と聞いたところ、「入りたい」(入りたい19.25%、やや入りたい30.75%)と答えた人が50.0%、「入りたくない」(入りたくない18.25%、あまり入りたくない31.75%)と答えた人も50.0%と半々の結果となりました。

では、就活生が「入りたい」と思う社員寮の「サービスや設備」にはどのようなものがあるのでしょうか。調査の結果、「インターネットが無料で利用できる」(85.0%)が最も多く、次いで「自身の賃料負担額が1~2万円程度」(80.3%)、「家具・家電付きの部屋がある」(79.5%)といった回答が挙げられました。

続けて、社員寮に「入りたい」と回答した学生の特徴を調べたところ、「大手企業に就職したい」と答えた割合は、全体の31.0%に対して、社員寮に入りたい学生では12ポイント高く43.0%となりました。

また、社員寮に「入りたい」と答えた学生は、「大学が実施する合同企業説明会への参加」(46.5%)、「エージェント型の就職サイトへの登録・利用」(33.5%)、「OB・OG訪問」(31.5%)などの項目が、全体と比べて10ポイント以上高くなっており、就職活動への積極性がうかがえる結果となりました。

さらに、「エントリーする企業を調べる際に活用している(した)情報収集源」についても、社員寮に「入りたい」と答えた学生は「企業の採用専用WEBサイト」(45.0%)、「友人」(34.5%)、「大学の先輩」(33.5%)、「企業の特集やインタビュー記事」(24.5%)、「経営者や社員SNS」(17.5%)の項目がそれぞれ全体と比べて5ポイント以上高い結果となりました。

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