「コンプレックスがあって、写真に写るのがずっと大嫌いだった」――そんな悩みを抱えていた51歳の女性が、ヘアメイクのプロの手によってあこがれの女優・吉瀬美智子さん風のショートカット美女へとイメチェンを遂げたビフォーアフター動画がInstagramで153万回以上再生され、話題を呼んでいます。長年気にしていた目元のコンプレックスが消え去り、鏡を見るたびに笑顔になっていく女性の姿に、「見た目も素敵ですが、表情も輝いています」などの声が寄せられています。
投稿したのは、似合わせメイク協会・代表理事の梅澤仁美さん(@umezawa.make)。施術を受けたのは、「選ばれなかった女、主役を取り戻す」をテーマに、体脂肪率や体型を見直す自分磨きの様子をSNSで発信している、よねさん(@yone_journey50)です。51歳になった今、読者モデルになる夢に向けて挑戦を続けています。
梅澤さんがよねさんを知ったのは、たまたまInstagramで「ソロウエディング企画」の動画を見たことがきっかけでした。梅澤さん自身も結婚式を控えていた時期で、50歳でソロウェディングに挑戦するよねさんの姿に感銘を受けたといいます。その後、よねさんが現在は読者モデルになる夢に向けて挑戦していることを知り、「メイクで協力できたら」とDMでコンタクトをとったそうです。
今回のメイクのテーマは、よねさんが提案した「吉瀬美智子さん風」。ソロウェディングを行った際、フォロワーから「吉瀬さんに似ている」というコメントが寄せられたことがきっかけだそう。
よねさんは目の大きさに左右差があることを長年気にしており、写真に撮られることが苦手だったといいます。19年以上ヘアメイクアーティストとして活動し、これまで5万人以上にメイクを施してきた梅澤さんは、そんなよねさんの悩みを聞いて、左右差を完全になくすのではなく、顔立ちを生かしながら目立ちにくくする方法を提案しました。
「目の左右差をすべてなくすことはできませんが、アイラインやアイシャドウの塗り方次第で目立たなくすることはできます」
二重テープなどは使わず、よねさんが今後、自分でも再現しやすいようにすることも意識したといいます。梅澤さんが特にこだわったのは、ベースメイク。厚塗り感を抑え、つやと透明感を重視しました。くすみやシミ、そばかす、顔にできる影などを目立ちにくくすることで、もともとの顔立ちを生かしながら、自然な明るさが出るように仕上げたそうです。
さらに、梅澤さん独自の「顔パーツタイプ診断」を活用。よねさんと吉瀬さんの顔のパーツを比較しながら、目元をはじめとする全体の仕上がりを細かく調整していきました。最初は自信がなさそうな表情を見せていたよねさんですが、メイクが進むにつれ、変化が表れたといいます。
「よねさんの表情がどんどん明るくなり、目の輝きが増していくのが印象的でした。鏡を見るたびに笑顔が増え、最後に撮影したときの自然な笑顔は本当に素敵で、私まで幸せな気持ちになりました。外見だけではなく、気持ちまで前向きになられていることが本当に伝わってきて、メイクには見た目以上に、その人の気持ちを変える力があると改めて感じました!」
メイクを終えたよねさんは、鏡を見ながら笑みを浮かべました。
完成したビフォーアフター動画には、「すごく似合っていて素敵です」など称賛のコメントが寄せられました。「ここまで大きな反響が広がるとは予想していなかった」と、梅澤さんは話します。
「単なるビフォーアフターではなく、挑戦することへの勇気が伝わったのだと感じています。今回の反響は、よねさんご自身の今までのお人柄や行動力が、多くの方の心を動かした結果だと思っており、私も本当に感謝しています」
また、年齢を理由に変化をあきらめている人にとっても、「メイクだけでこんなに変わるんだ」と知る良いきっかけになったのではないかといいます。
「メイクはその人の人生を前向きに、大きく変化させるきっかけになるものだと信じています。メイクが仕上がったときのお客様のキラキラした表情や、自分のことを『かわいい』『きれい』と心からおっしゃっている姿を見る瞬間が、一番の幸せ。お客様がメイク後に、自分を少しでも好きになれるようにお手伝いすることが、何よりのやりがいです」
今回の動画を見て、一歩を踏み出したいと感じている人へ、梅澤さんは次のように呼びかけました。
「年齢や環境、立場を理由に夢やおしゃれをあきらめる必要は全くありません。変わるきっかけは、ほんの小さな一歩から始まるものです。自分を大切にし、可能性をあきらめなければ、女性は何歳からでも輝けます」