株式会社旺文社(東京都新宿区)は、大学受験生をサポートするWebサービス『大学受験パスナビ』にて、「大学受験生に関するアンケート」の結果を発表しました。同調査によると、入学した大学の過去問に取り組んだ時期は、約6割が「高3の12月までに取り組んだ」と回答したのに対して、共通テストの過去問では、約6割が「高3の6月までに取り組んだ」と回答し、大学の過去問に先駆けて共通テストの過去問に取り組む受験生が多いことがわかったそうです。
調査は、2024年春に大学に合格・進学した大学1年生2879人を対象として、2023年12月~2024年2月、2024年3月~5月の期間にインターネットで実施されました。
はじめに、「今の大学に入学した決め手(理由)」を教えてもらったところ、「学びたい学問が学べるから」(73.8%)が圧倒的多数となり、前回調査時よりも6.2ポイントの増加となりました。次いで、「知名度が高い」(32.2%)、「就職に有利」(31.6%)が続いています。
また、志望する学部系統を決めた時期は16.7%が「高校入学前に決めていた」と回答しており、早い時期から「何を学びたいか」と考える受験生が一定数存在するという結果となりました。
次に、志望大合格に欠かせない「過去問対策」について尋ねたところ、入学した大学の過去問に取り組んだ時期は、全体の60.9%が「高3の12月までに取り組んだ」と答えたのに対して、共通テストの過去問は61.3%が「高3の6月までに取り組んだ」と回答しており、大学の過去問に先駆けて共通テストの過去問に取り組む受験生が多いことがわかりました。
また、「入試で利用した英語の外部検定の種類」については、「英検(R)」(92.9%)がダントツに。一方、「受験した大学で、英語の外部検定を利用できると知った時期」については、36.6%が「高3になってから知った」とやや多めの回答となり、外部検定の受験機会は限られていることもあり、志望校の外部検定の利用有無は早めに把握することが重要なポイントとなることがうかがえました。