覚えのない罪を着せられた…そんな経験はありますか? 事の大小に関わらず、屈辱的な気持ちになるものですよね。さらに無実を証明する手立てがないとなれば、悔しさもひとしおです。
お家デートで寝始めた彼氏
これは、千葉県在住・主婦のH美さんが20代の頃のエピソード。当時付き合っていた彼氏とお家デートをしていたH美さん。楽しく過ごしていたのですが、まったりしすぎて彼氏が床で寝始めてしまいました。しかも、大きないびき付き…。1カ月ぶりにようやく会えたというのに、酷くない!?とげんなりしつつ、積んだままになっている小説でも読んでいればいいか…と、彼を起こさずに静かに過ごしていました。
ありえないほどの音量と振動
がっかりしつつも「きっと疲れているんだから、思う存分寝かせてあげよう」と思っていたH美さんですが、小説が徐々に面白くなり、彼氏の存在を忘れていつしか読書に没頭していました。すっかり世界観に浸りきっていたその時です。
「ブッ!!」…ありえないほどの音量と振動が。彼氏が盛大にオナラを放ったと気づいた時には、強烈な匂いが部屋中に充満していました。
自分で起こした衝撃に目を覚まし、のろのろと起き上がった彼氏。寝ぼけまなこで部屋を見まわし、一拍遅れて自分のオナラの匂いに「クサッ!!!」と反応! そしてあろうことか、信じられないものを見るような目で言い放ったです。
「H美、オナラした!?」
ニヤニヤしながら「何食べたらこんなニオイになるの?」「油断してた?」とH美さんをからかってくる彼氏…。その言葉、全部ブーメランで自分の問題だというのに…。H美さんは必死になって否定しましたが、ムキになればなるほど、余計に怪しさを増してしまったようでした。
「身の潔白を証明したくても手立てがないし、本当に悔しかったです」と当時の様子を語ってくれたH美さん。
ちなみに、その彼氏とは数カ月後に破局したそうです。この事件が直接の原因…というわけではないそうですが、濡れ衣を着せられた悔しさが尾を引いた可能性はあるかも…?
日常でいきなりふりかかる「無実の罪」
ほかにも、一方的に誤解されてしまった…という悲しみの声が寄せられました。
▽K子さん(20代・女性)
「改札を前の人が無理やり突破!オロオロしていると、私の後ろに居た人達に冷たい目で見られました。私が悪いんじゃないのに…」
▽R莉さん(20代・女性)
「ばっさり髪を切ったら、失恋した?といろんな人に突っ込まれて不快!単純に気分を変えたかっただけなんだけど」
▽Y雄さん(40代・男性)
「自販機の下に五百円玉を落としてしまい、あきらめきれず棒を使って必死に探っていたら奥様方にヒソヒソされてしまいました。普段からやってるわけじゃないんです…」
否定すればするほどドツボにはまってしまう悲しいケースばかりですね。背景に何があるかわからないのに一方的に決めつけるという行為は、人間関係に亀裂が入る一端となる…かもしれませんね。
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