「アポなし突然訪問」「合鍵を要求」に妻は限界!? 近くに住む義実家の“過干渉”にどう対処…夫婦カウンセラーが解説

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義実家との付き合いに悩む妻は少なくありません。特に隣近所など義実家が近いときは、子育てを考えればメリットもありますが、顔を合わす機会が増え、家に来てほしくないなどストレスを抱えることもしばしばです。実家が近いときもストレスをためずに済む対処法を紹介します。

義実家が近い!ストレスがたまりそう!

結婚生活で、義実家との付き合いには多くの妻が苦労するものですが、義実家が近いとさらに苦労が重なるものです。「孫の顔を見せて」としょっちゅう呼びつけられたり、日頃の行動をあれこれ言われたり、アポもなしに突然押しかけてきたりと、「できれば関わりたくない」と思っている人も多いでしょう。

義実家が近いと、どんなメリットやデメリットがあるのか、来てほしくないのに、すぐに家にやってくる義父母への対処法などを紹介します。

義実家が近いと抱えるストレスとは

夫の実家が近いと、妻はどのようなストレスを抱えるようになるのでしょうか。よくあるケースを紹介します。

▽アポなしでやってくる

近所に住んでいる義父母の行動で、妻が最もストレスに感じるのは、いきなり家にやって来ることでしょう。特に小さな子どもがいるときなどは、お昼寝中や食事中にインターホンを鳴らされると、子どもが機嫌を損ねて泣き出してしまうことがありますし、部屋着で化粧もしていないときなどは気まずい思いもします。

義両親は「ちょっと寄っただけ」と言いますが、妻にとっては迷惑でしかありません。だからと言って「来ないでください」とはなかなか言えず、妻はストレスがたまります。

▽合鍵を渡すよう求められる

義実家が近いと合鍵を渡すように求められることがあります。合鍵を渡しておけば、緊急事態のとき、役に立つかもしれませんが、そんなことは年に1度あるかどうかでしょう。それよりも、自分の留守の間に勝手に入られるのではないかと思うと、落ち着いてはいられません。妻にしてみれば、抜き打ち検査を受ける気分でしょう。

しかも、夫が「何かと便利だから」と勝手に合鍵を渡してしまうこともあり、喧嘩のタネにもなってしまいます。義父母が遠慮なく何度も合鍵を使って家に入ってくるようなら、引っ越しや離婚を考える妻もいるでしょう。

▽夫婦間のことに口を挟む

義実家が近いと、夫と妻の間の問題にすぐ口を挟むようになる義父母もいます。そばにいれば、夫婦間のトラブルを見聞きすることもあるでしょうし、つい忠告や注意をしたくなるのも親心でしょう。2人だけでは解決できないトラブルに助け舟を出してくれることもあります。

しかし、ささいな夫婦喧嘩にまで、口を出されると、妻はたまったものではありません。夫にだけ注意してくれるのならまだしも、夫の肩を持ち、「妻のほうが折れなさい」などと言われれば、余計なお世話でしかありません。「すぐにでも引っ越しをして、この人たちから離れたい」と考えてしまうのも当然でしょう。

▽何かと頼まれる

息子夫婦が近くに住んでいると、何かと頼み事をしてくる人たちもいます。しかも、頼み事をするのなら、自分の息子に頼めばいいのに、頼む相手は決まって息子の嫁です。たまに「旅行中の郵便物を整理しておいて」と言われるくらいならいいのですが、しょっちゅう「ちょっと手伝ってくれないかしら」と妻を呼びつける義父母もいます。

妻が夫に「なんとかしてほしい」と頼んでも、夫は「少しぐらいいいじゃないか」などと真剣に取り合ってくれないこともあります。こんなことが続くと、妻は不満がたまり「私は旦那の親の家政婦じゃない」と怒りを爆発させてしまうかもしれません。

▽頻繁に呼ばれる

勝手に家に入ったり、アポなし訪問はしない代わりに、「一緒に食事でもどう?」「孫の顔を見せて」と頻繁に家に誘う義父母もいます。性格的にも合い、気兼ねなく会える間柄なら、それほど苦にはなりませんが、苦手意識があると「あまり行きたくない」と思ってしまうものです。

あまり頻繁に接していると、互いに遠慮がなくなり、性格や考え方の違いから相手を嫌いになることもあります。「老後の面倒はお願いね」と恩着せがましく言われ、「もう義父母とは関わりたくない」と思うようになる人もいます。そして、「行きたくないのに、無理に行かされている」と感じるようになると、妻はますます義父母が嫌いになってしまうでしょう。

義実家が近いメリットはある?

夫の義父母が近いと、何かメリットはあるのでしょうか。「義実家が近いのが嫌だ」と言っても、簡単に引っ越しはできませんが、「義父母がそばにいて助かる」と考えることができれば、少しは不満も和らぐかもしれません。義実家が近いことによるメリットを紹介します。

▽街にすぐ慣れる

義実家が近いということは、義父母も夫も、周辺地域の地理に詳しく土地勘があるということです。妻が離れた地域の出身でも、公共機関や病院、駅、買い物先などをすぐに教えてもらえ、早く街に慣れることができます。子どもが生まれた後のことを考えると、保育所や学校についての情報も教えてもらえると助かるはずです。

なじみのない地域に住むのは、不安も大きいものです。近所づきあいにしても、地域によって慣習が異なります。そう考えると、街に詳しい人がそばにいるのは、非常に心強いといえるでしょう。

▽困ったときに助けてもらえる

共働き夫婦の場合、子どもが生まれた後、面倒を誰がみるのかというのは大きな問題です。最近は子育て支援が充実してきたといっても、子育てのために仕事を辞めなければならなくなる人は少なくありません。そうしたとき、保育園の送り迎えや夕食の準備などを義父母に頼めれば、仕事と育児を両立できます。

子育てに限らず、何か困ったときに相談できる人がそばにいると、安心できます。互いに普段から助けあいができれば、義実家が近いのも悪いことではありません。

▽サポートしやすい

義父母から「将来、介護はお願いね」と言われ、義実家とは関わりたくないと思うようになる妻もいますが、夫には両親を介護する義務があり、妻も全く無関係というわけにはいきません。義父母の介護のために、夫か妻のどちらかが仕事を休んだり、辞めたりしなければならないこともあるでしょう。

そうしたことを考えると、義実家に近いほうが何かとサポートをしやすく、仕事や生活への影響を最小限に抑えられる可能性があります。

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